【十勝・帯広】「一歩目が速い子」は何が違う?スポーツにつながる“動き出し”の秘密

サッカーで相手より先にボールへ触れる。

野球で打った瞬間にスタートを切る。

バスケットボールで一瞬の隙を見つけて抜け出す。

鬼ごっこで、相手が動いた瞬間に逃げる。

スポーツを見ていると、

「一歩目が速い子」

がいます。

50m走では、それほど大きな差がない。

でも、実際のスポーツになると、

「あれ?この子、動き出しが速いな」

と感じる。

これはなぜなのでしょうか?

今回は「足が速くなる走り方」ではなく、

動き出しの“一歩目”

について考えてみます。


「足が速い」と「一歩目が速い」は少し違う

「足が速い」と聞くと、多くの人が50m走をイメージすると思います。

もちろん、速く走る能力はスポーツでも大切です。

ただ、実際の競技では、

「よーい、ドン!」

と真っすぐ50m走れる場面は、それほど多くありません。

サッカーなら、

相手を見る。

ボールを見る。

動く方向を判断する。

そこから走り出す。

野球なら、

打球を見る。

判断する。

スタートする。

鬼ごっこなら、

相手の動きを見る。

「こっちだ!」と決める。

逃げる。

つまりスポーツの一歩目は、

単純に脚を速く動かすだけではありません。

見る → 判断する → 身体を動かす

までがセットになっています。


一歩目が速い子を見ていると、「動く前」が違う

ここが今回、一番伝えたいところです。

動き出しが速い子を見ると、

ついつい「脚が速いから」と考えてしまいます。

でも実際には、

一歩を踏み出す前の身体の準備

も重要です。

例えば鬼ごっこ。

相手が右へ動いた。

それを見てから、

一度身体を起こして、

足をそろえて、

「よし、右!」

と動き始めたら遅れてしまいます。

一方で、

膝や股関節が少し曲がり、

どちらにも動ける状態になっている。

相手を見ながら、

重心を動かせる。

そうすると、

判断した瞬間に身体が動きやすくなります。

速い一歩目は、一歩目だけでつくられているわけではない。

その前の「構え」も大切なのです。


では「良い構え」を教えればいい?

ここで、

「じゃあ、膝を曲げて構える練習をすればいいんですね」

と思うかもしれません。

でも、子どもの運動ではもう少し考えたいところです。

毎回、

「足はこの幅!」

「膝をこのくらい曲げて!」

「身体を前に倒して!」

と細かく形を決めてしまう。

すると、その姿勢自体は上手になるかもしれません。

でもスポーツでは、

毎回同じ姿勢からスタートできるわけではありません。

右を向いているかもしれない。

左脚に体重が乗っているかもしれない。

走っている途中かもしれない。

ジャンプから着地した直後かもしれない。

だから必要なのは、

「この形で構えれば正解」という一つの姿勢だけではなく、いろいろな状況から動き出せること。

ATHBASEでは、こちらを大切にしています。


「反応が速い」は、身体だけの話でもない

こんな遊びを想像してみてください。

コーチが赤いボールを上げたら右。

青いボールを上げたら左。

子どもは色を見て、方向を判断して走ります。

このとき必要なのは、

脚力だけでしょうか?

違います。

まず見る。

色を認識する。

どちらへ行くか判断する。

身体の向きを変える。

地面を押す。

走り出す。

ほんの短い時間の中で、いくつもの処理が行われています。

だから、

「一歩目を速くしたいから、ダッシュだけを繰り返す」

では足りない場合があります。


鬼ごっこは、実はかなり高度なトレーニング

ATHBASEでも子どもたちは鬼ごっこが大好きです。

遊んでいるだけに見えるかもしれません。

でも、よく見るとものすごく複雑です。

鬼はどこにいる?

どこが空いている?

友達はどこへ逃げた?

右へ行く?

左へ行く?

止まる?

フェイントを入れる?

もう一度加速する?

これを数秒の中で何度も繰り返しています。

しかも、

同じ状況はほとんどありません。

見る。考える。選ぶ。動く。

そして、

止まる。方向を変える。また動く。

こうした経験は、スポーツで必要になる「動き出し」にもつながっていきます。

だからATHBASEでは、

「トレーニングっぽいこと」だけがトレーニングだとは考えていません。

遊びの中にも、身体を育てる要素はたくさんあります。


「地面を強く蹴れ!」だけでは速くならない

一歩目を速くしようとすると、

「もっと強く蹴って!」

という声かけもよくあります。

もちろん、地面に力を加えることは大切です。

でも、

力は大きければいいわけではなく、どの方向へ使うかも重要です。

例えば前へ進みたいのに、

身体が起きたまま真上方向へ力を使えば、

前への加速につながりにくくなります。

身体を前へ運ぶためには、

姿勢や身体の傾き、脚の使い方なども関係します。

だから一歩目を考えるとき、

脚だけを見るのではなく、

身体全体がどのように動いているか

を見る必要があります。


一歩目の練習なのに「止まる力」も大切?

実はここも大事です。

速く動き出すためには、

止まる力

も必要です。

スポーツでは、

ダッシュ。

ストップ。

方向転換。

またダッシュ。

という場面が繰り返されます。

止まれなければ、

次の動作に入りにくい。

身体が流れてしまえば、

方向を変えるまでに時間がかかります。

つまり、

加速する能力と、減速する能力は別々ではありません。

速く動きたいからこそ、

止まる練習も必要なのです。

ATHBASEでは、

「速く走る」だけでなく、

走る。

止まる。

切り返す。

反応する。

こうした動きを組み合わせています。


一歩目だけを切り取らない

ここまで読むと、

一歩目を速くするために、

「○○トレーニングをすればいい」

という答えを期待する方もいるかもしれません。

でも、子どもの身体はそんなに単純ではありません。

バランス。

姿勢。

脚の力。

体幹。

身体の使い方。

見る力。

判断。

経験。

自信。

いろいろなものが関係します。

だからATHBASEでは、

一つの能力だけを切り取って育てるのではなく、いろいろな運動経験をつくること

を大切にしています。


「一歩目が遅い=足が遅い」と決めないでほしい

例えば、

ボールへの反応が遅かった。

鬼ごっこですぐ捕まった。

サッカーで相手に先に動かれた。

それだけを見て、

「この子は足が遅い」

とは限りません。

もしかすると、

どちらへ動けばいいか判断するまでに時間がかかっているのかもしれない。

構えた姿勢から体重を移動するのが苦手なのかもしれない。

止まった状態から力を出す経験が少ないのかもしれない。

そもそも、その遊びのルールを理解することに意識を使っているのかもしれません。

見えている結果は同じでも、その理由は一人ひとり違います。

だから、

「もっと速く走って!」

だけでは変わらないことがあります。


ATHBASEが「走り方だけ」を教えない理由

ATHBASEスポーツ教室では、走る練習も行います。

でも、

ずっと走り方だけを練習する教室ではありません。

跳ぶ。

止まる。

投げる。

捕る。

支える。

バランスを取る。

方向を変える。

相手を見る。

合図に反応する。

そして、

遊ぶ。

なぜなら、

スポーツで必要なのは、

きれいに走れる身体だけではなく、状況に合わせて身体を使えること

だからです。


「速く走れる」から、「速く動ける」へ

50m走が速くなることも素晴らしいことです。

運動会で少しでも速く走りたい。

スポーツでスピードを上げたい。

そういう目標も大切です。

でも子どもの身体づくりでは、

もう少し広く考えてみたい。

見る。

判断する。

構える。

動き出す。

止まる。

方向を変える。

もう一度加速する。

こうした経験を積み重ねながら、

「速く走れる」だけではなく、「必要なときに速く動ける身体」へ。

一歩目の速さも、そんな身体づくりの中で育てていきたいと考えています。


一歩目は、最初の一歩だけではない

速い一歩目を見ると、

僕たちはその「一歩」に注目します。

でも、その一歩の前には、

見る。

考える。

準備する。

身体をコントロールする。

という時間があります。

だからこそ、

一歩目を速くしたいなら、一歩目だけを練習しない。

いろいろな動きを経験しながら、

自分の身体を思ったように動かせる力を育てていく。

ATHBASEスポーツ教室では、これからも十勝・帯広の子どもたちに、競技や日常のさまざまな場面につながる運動経験を届けていきます。

「走る」から、「動ける」へ。

子どもたちの可能性を、身体づくりから広げていきます。


ATHBASEスポーツ教室
北海道帯広市西13条北5丁目1番地12

年少から中高生まで、成長段階に合わせた運動環境を提供しています。

理学療法士・認定スクールトレーナーの視点を活かし、走る・跳ぶ・投げる・支える・止まる・方向を変えるなど、多様な運動経験を通して子どもたちの「できた!」を増やしていきます。

ATHBASEスポーツ教室 – 十勝・帯広で【挑戦】と【成長】を育む運動教室

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