【十勝・帯広】「親が運動苦手だから、この子も…」運動能力は遺伝で決まるの?

「私も運動が苦手だったから、この子も似たのかな……」

子どもの運動を見ていて、そんなふうに思ったことはありませんか?

走るのが遅い。

ボールがうまく捕れない。

縄跳びができない。

周りの子より動きがぎこちない。

そんな姿を見ると、

「運動神経って、やっぱり遺伝なのかな?」

と考えてしまうかもしれません。

反対に、

「お父さんがスポーツ得意だから、この子も運動神経いいよね!」

と言われることもあります。

では実際、

子どもの運動能力は、どこまで遺伝で決まるのでしょうか?

今回は少し大きなテーマですが、子どもたちを日々見ている立場から考えてみたいと思います。


結論。「遺伝か、環境か」の二択ではありません

まず、

身体的な特徴や運動能力に遺伝的な要因が関係すること自体は否定できません。

身長。

身体の大きさ。

筋肉の特性。

持久力に関係する生理学的な特徴。

さまざまな身体的特徴には、遺伝的要因が関係します。

でも、

だからといって、

「5歳で走るのが遅いから、この先も足が遅い」

「親が運動苦手だから、子どもも運動は苦手」

と決まるわけではありません。

なぜなら、子どもの運動能力は、

遺伝的な特徴だけではなく、

成長・発達、運動経験、環境、練習、身体活動など、さまざまなものが関わりながら変化していくからです。


同じ5歳でも、経験してきたことは全然違う

例えば、同じ年中・年長の子どもが2人いたとします。

Aくんは、小さい頃から公園が大好き。

走る。

登る。

ジャンプする。

ボールを投げる。

転ぶ。

また走る。

休日もよく外で遊んでいます。

一方のBくんは、これまで身体を動かす遊びをする機会がそれほど多くありませんでした。

二人に同じ運動をしてもらったとき、

Aくんの方が上手にできることがあるかもしれません。

でも、その差を見て、

「Aくんは運動神経が良くて、Bくんは運動神経が悪い」

と決めてしまっていいでしょうか?

二人は、

これまで経験してきた運動の量も種類も違います。

今見えている差が、すべて生まれつきの能力の差とは限りません。


「できない」は、才能がない証拠ではない

これはATHBASEで子どもたちを見ていて、本当によく感じることです。

初めてやる運動がうまくできない。

でも、

2回目。

3回目。

4回目。

少しずつ変わる。

最初は怖くてできなかったジャンプができる。

片脚で立てる時間が伸びる。

ボールに手が出るようになる。

動き方が分かってくる。

そして突然、

「できた!」

になる。

この変化を見ていると、

最初の「できない」だけを見て、その子の運動能力を決めることはできない

と強く感じます。


「運動神経がいい子」は、何が違う?

「あの子、運動神経いいよね」

日常的によく使う言葉です。

でも「運動神経」という一つの能力があって、その数値が高い子は何でもできる、というほど単純ではありません。

走る。

跳ぶ。

投げる。

捕る。

蹴る。

支える。

バランスを取る。

回る。

身体を素早く切り返す。

動きを真似する。

スポーツでは、いろいろな能力を使います。

さらに、

見たものに反応する。

タイミングを合わせる。

力加減を変える。

身体の位置を感じる。

こうした要素も関わります。

だから、

サッカーは得意だけれど鉄棒は苦手。

走るのは速いけれどボールを捕るのは苦手。

そんな子がいても不思議ではありません。

「運動が得意・苦手」の一言では、本当は説明しきれないのです。


子どもに「運動神経ないからね」と言わないでほしい

僕が特に気になるのはここです。

子どもの前で、

「この子、本当に運動神経なくて」

「私に似て運動ダメなんです」

と話してしまうこと。

もちろん、深い意味はなく言っていることも多いと思います。

でも子ども自身が、

「自分は運動が苦手な人なんだ」

と思い始めたらどうでしょう。

できない。

↓

「やっぱり自分は運動神経が悪い」

↓

やらない。

↓

経験が増えない。

↓

さらに苦手に感じる。

そんな流れになってしまうのは、もったいないと思います。


「まだやったことが少ないだけ」かもしれない

ATHBASEでは、

「できない」

という場面があっても、

すぐに能力の問題とは考えません。

もしかすると、

まだその動きを経験したことが少ないだけかもしれない。

だから、

高さを下げる。

距離を短くする。

ゆっくりやる。

支えをつける。

ゲームにする。

別の動きから始める。

少しだけ難易度を変えてみます。

すると、

「あ、できた!」

になることがあります。

その瞬間、子どもの表情が変わります。

そして、

「もう一回!」

が始まります。

僕は、この「もう一回」がすごく大切だと思っています。


上手になる前に「やりたい」がある

子どもの運動を考えるとき、

「どうすれば運動能力を伸ばせるか?」

に目が向きがちです。

でも、その前に必要なのは、

身体を動かしたくなること

かもしれません。

楽しい。

もう一回やりたい。

次はできそう。

友達とやりたい。

違うやり方も試したい。

そう思えば、自然と経験する回数が増えていきます。

だからATHBASEでは、

ただ「正しい動き」を教えるだけではなく、

子どもが挑戦したくなる環境

を大切にしています。


逆に「今できる子」も完成ではない

これは運動が苦手な子だけの話ではありません。

幼児期や小学生の頃に、

足が速い。

身体が大きい。

スポーツが上手。

周囲より何でもできる。

そんな子もいます。

でも、

今できる=この先もずっと同じ差が続く

とは限りません。

子どもは成長します。

身体の大きさも変わる。

手足の長さも変わる。

筋力も変わる。

競技環境も変わる。

小学生から中学生へ。

中学生から高校生へ。

求められるものも変わっていきます。

だからATHBASEでは、

「今すごいから大丈夫」

とも考えません。

今できる子にも、

いろいろな動きを経験してほしい。


将来のために「運動の引き出し」を増やす

一つのスポーツだけではなく、

走る。

跳ぶ。

投げる。

捕る。

蹴る。

転がる。

登る。

ぶら下がる。

バランスを取る。

リズムを変える。

いろいろな身体の使い方を経験する。

僕はこれを、

身体の「引き出し」を増やす

ようなものだと考えています。

必要になったとき、

「あ、この動き知ってる」

「こんな感じかな?」

と身体が対応できる。

子どもの時期だからこそ、特定の動きだけではなく、幅広い運動経験を大切にしたいと思っています。


「親が運動苦手だから」は、子どもの未来ではない

もし、

「自分が運動苦手だったから、この子も……」

と思っている保護者の方がいたら、

そこで子どもの可能性を決めなくて大丈夫です。

もちろん、誰もが同じ能力になるわけではありません。

得意不得意もあります。

身体的な特徴も違います。

成長のスピードも違います。

でも、

今できることだけで、その子のこれからを決める必要もありません。

まだ5歳。

まだ7歳。

まだ10歳。

子どもの身体は、これから変わっていきます。

そして、

これから経験することも、まだたくさんあります。


ATHBASEが見たいのは「今の順位」ではなく「変化」

誰より速いか。

誰より高く跳べるか。

誰より上手にできるか。

もちろん競技では、結果を比べる場面もあります。

でも、子どもの身体づくりでは、

昨日できなかったことが、

今日少しできた。

最初は怖かったけれど、

やってみた。

前より身体を上手に使えた。

そして、

「もう一回!」

と言った。

そんな変化も大切にしたい。

運動能力を「持って生まれたもの」だけで見るのではなく、「これから育っていくもの」として見る。

ATHBASEスポーツ教室では、そんな視点で子どもたちと関わっています。


子どもの可能性を、大人が先に決めない

運動能力には、さまざまな要因が関係します。

遺伝的な特徴も、その一つです。

でも、

それだけで子どもの未来が決まるわけではありません。

だから、

「この子は運動神経がない」

ではなく、

「まだどんな動きが得意になるか分からない」

「できない」ではなく、

「まだ経験している途中」

そう考えてみる。

今できるかどうかだけではなく、

これから何を経験していくか。

僕たち大人が子どもの可能性を先に決めず、いろいろなことに挑戦できる環境をつくっていきたいと思います。

子どもの身体は、まだ完成形ではありません。

ATHBASEスポーツ教室は、これからも十勝・帯広の子どもたちの「やってみたい!」を大切にしていきます。


ATHBASEスポーツ教室
北海道帯広市西13条北5丁目1番地12

年少から中高生まで、成長段階に合わせた運動環境を提供しています。

理学療法士・認定スクールトレーナーの視点を活かしながら、走る・跳ぶ・投げる・支える・バランスを取るなど、さまざまな運動経験を通して子どもたちの「できた!」を増やしていきます。

ATHBASEスポーツ教室 – 十勝・帯広で【挑戦】と【成長】を育む運動教室

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