
「サッカーを始めたけど、半年で辞めてしまった」
「体操も最初は楽しそうだったけど、行きたくないと言うようになった」
「せっかく始めたのに、また続かなかった…」
子どもの習い事について、こんな悩みを持つ保護者の方は少なくないと思います。
そのとき、
「うちの子は飽きっぽいのかな」
「根気がないのかな」
「もう少し頑張ればいいのに」
と考えてしまうこともありますよね。
でも、本当にそうなのでしょうか?
「続かない=根性がない」ではない
子どもが習い事を辞めたとき、「続ける力がない」と考える前に、一度考えてみてほしいことがあります。
その子は、本当に「やりたくない」のか?
それとも、
「できないから嫌になった」
「失敗するのが嫌」
「周りについていけない」
「何をしたらいいのかわからない」
「楽しいと思える瞬間が少ない」
という状態になっていないでしょうか。
子どもが「やりたくない」と言うとき、その言葉の奥には、いろいろな理由が隠れていることがあります。
「楽しい」は、実はかなり大切
何事も長く続けるためには、
「好きだから」
「楽しいから」
という気持ちは、とても大切です。むしろ、それしか必要ないかとも思っています。
実際、子ども・青年のスポーツ継続について調べた2022年の系統的レビュー・メタ解析では、スポーツを楽しいと感じることが、継続して参加しようとする気持ちと強く関連していたことが報告されています。
また、チームスポーツからの離脱を調べた研究でも、モチベーションやスポーツ経験、楽しさなどが離脱と強く関係していました。
つまり、「楽しいから続く」というのは、単なる精神論ではありません。
では、「楽しい」って何だろう?
ここが大切です。
子どもにとっての「楽しい」は、いつも笑っていることだけではありません。
例えば、
「できなかったことができた」
「前より少し上手くなった」
「自分で考えてできた」
「先生に褒めてもらえた」
「友達と一緒にできた」
「もう一回やってみたい」
こういう瞬間も、子どもにとっては「楽しい」です。
だからATHBASEスポーツ教室では、「楽しい運動=ただ遊んでいるだけ」とは考えていません。
「できた!」が「もう一回」をつくる
子どもが初めて何かに挑戦したとします。
最初はできない。
でも、
ちょっと工夫してみる。
もう一回やってみる。
すると、
「あれ?できた!」
となる。
この瞬間が大切です。
できた!
↓
もう一回やりたい!
↓
もう少し難しいこともやってみたい!
↓
もっとできるようになりたい!
この循環が生まれていきます。
ATHBASEが大切にしているのも、
この「できた!」から始まる循環です。
逆に、「できない」が続くとどうなる?
例えば、
毎回できない。
周りの子はできる。
自分だけできない。
何度やっても失敗する。
そんな経験が続いたら、
「また失敗するかも」
と思ってしまうのは、子どもに限ったことではありません。
大人だって同じですよね。
そして、
「行きたくない」
につながることがあります。
だから、
「続けさせる」ことだけを考えるのではなく、「続けたくなる経験」をつくること
が大切だとATHBASEは考えています。
子どもには「自分でやってみた」と思える時間も必要
もう一つ大切なのが、
自分で選んでいる感覚です。
「これをやりなさい」
「こうしなさい」
「もっと練習しなさい」
と言われ続けると、
できるようになるために頑張ることはできても、
「自分がやりたい」
という気持ちは育ちにくくなることがあります。
一方、
「どうやったらできるかな?」
「どっちからやってみる?」
「もう一回やってみる?」
と、自分で考える余地があると、
運動への関わり方が少し変わります。
スポーツ心理学では、こうした「自分で選んでいる感覚」や「できるようになっている感覚」、「人とのつながり」は、自己決定理論という考え方の中で重要な心理的欲求として扱われています。
子ども・青年の身体活動について46研究、約15,984人をまとめた研究でも、自分で選んでいる感覚に近い自律的な動機づけは、身体活動とプラスに関連していたと報告されています。
「やらされる運動」から「やってみたい運動」へ
子どもの運動は、「何をさせるか」だけではなく、「どう感じながら取り組むか」も大切です。
できた
嬉しい
もう一回
またできた
ちょっと難しい
でもやってみたい
そんな経験の積み重ねが、運動を好きになるきっかけになります。
ATHBASEスポーツ教室では、子どもたち一人ひとりの「できた!」を大切にしながら、「もう一回やりたい」につながる運動を届けています。
習い事が続かないと悩んでいる保護者の方へ
「うちの子は何をやっても続かない」
そう思ったとき、まずは「続けさせる方法」を探す前に、「この子は、何が楽しいんだろう?」と考えてみてください。
できることかもしれません。
友達と一緒にやることかもしれません。
身体を思い切り動かすことかもしれません。
自分で工夫することかもしれません。
その「楽しい」の入り口が見つかれば、子どもの「やってみたい」は、少しずつ変わっていくかもしれません。
ATHBASEスポーツ教室は、
「できた!」
↓
「もう一回!」
↓
「もっとやりたい!」
この循環を大切にしています。
運動が得意な子だけではなく、
「運動がちょっと苦手」
「新しいことに自信がない」
そんな子どもたちにも、身体を動かす楽しさを知ってほしい。
それが、ATHBASEスポーツ教室の願いです。
参考にした研究
・Owen KB, et al. Self-determined motivation and physical activity in children and adolescents: a systematic review and meta-analysis. Preventive Medicine. 2014.
・Back J, et al. Drop-out from team sport among adolescents: A systematic review and meta-analysis of prospective studies. Psychology of Sport and Exercise. 2022.
・Paz-Franco A, et al. Predictors of Persistent Participation in Youth Sport: A Systematic Review and Meta-Analysis. Frontiers in Psychology. 2022.
・Manninen M, et al. Self-determination theory based instructional interventions and motivational regulations in organized physical activity: A systematic review and multivariate meta-analysis. Psychology of Sport and Exercise. 2022.