触覚とは?靴下を嫌がる・砂遊びが苦手…その理由を理学療法士がわかりやすく解説

こんにちは!北海道帯広市にあるATHBASEスポーツ教室河江将司です。

私たちは、子どもたち一人ひとりの『動きの土台』を育てる教室として、日々子どもたちと向き合っています。

お子さんに対して、こんなお悩みはありませんか?

  • 「靴下を履くのをすごく嫌がる。」
  • 「服のタグが気になって泣いてしまう。」
  • 「砂遊びや粘土遊びを嫌がる。」
  • 「髪を切るのを嫌がる。」
  • 「お友達に触られるのが苦手。」

このような姿を見ると、

「好き嫌いが多いのかな?」

「わがままなのかな?」

と思ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、その背景には「触覚(しょっかく)」という感覚の特徴が関係していることがあります。

今回は、子どもの安心感や運動、日常生活にも深く関わる「触覚」について、理学療法士の視点から分かりやすく解説します。


触覚とは?

触覚とは、

「皮膚を通して受け取る感覚」です。

私たちの皮膚には、たくさんの感覚センサーがあります。

それによって、

  • 温かい
  • 冷たい
  • やわらかい
  • かたい
  • ザラザラしている
  • ツルツルしている
  • 痛い
  • くすぐったい

などを感じています。

実は触覚は、単に「触る」ためだけの感覚ではありません。

身体を守り、安心して生活するために欠かせない感覚なのです。


触覚には2つの大切な役割がある

① 危険から身体を守る

熱いものを触ったら手を引っ込める。

とがった物に触れると痛みを感じる。

虫が腕を歩いていることに気づく。

これは身体を守るための大切な働きです。


② 安心や心地よさを感じる

もう一つの大切な役割が、

「安心感」です。

赤ちゃんが抱っこされると安心する。

お母さんやお父さんと手をつなぐと落ち着く。

頭をなでてもらうと嬉しい。

このように触覚は、心の安定にも深く関わっています。


「触覚が敏感」とはどういうこと?

子どもによって、触覚の感じ方には個人差があります。

同じ靴下でも、

「気にならない子」

もいれば、

「チクチクして履けない」

と感じる子もいます。

これは、好き嫌いではなく、

触覚の受け取り方の違いかもしれません。

もちろん、すべてが触覚だけで説明できるわけではありません。

素材の好みや、その日の体調、気分なども影響します。


こんな様子はありませんか?

触覚の感じ方に特徴がある子どもには、こんな姿が見られることがあります。

靴下や服を嫌がる
  • タグが気になる
  • 縫い目が気になる
  • 新しい服を嫌がる

砂遊び・粘土遊びが苦手

手が汚れることを嫌がる。

泥遊びを避ける。

絵の具を触りたがらない。


髪を切る・爪を切るのを嫌がる

美容室が苦手。

爪切りで大泣きする。

シャンプーを嫌がる。


人に触られるのが苦手

急に肩を触られると驚く。

友達と手をつなぐのを嫌がる。

抱っこを嫌がることもあります。


逆に、いろいろな物を触りたがる

一方で、

壁を触りながら歩く。

物を触って確認する。

いろいろな素材に興味を示す。

このような子もいます。

触覚の経験をたくさん求めている場合もあります。


触覚は遊びの中で育つ

触覚は、

無理に慣れさせるのではなく、

楽しい遊びの中で自然に育てることが大切です。

おすすめの遊びは、

  • 砂遊び
  • 泥遊び
  • 水遊び
  • 粘土遊び
  • 新聞紙遊び
  • 小麦粉粘土
  • 寒天遊び
  • スライム遊び
  • シャボン玉
  • フィンガーペイント

いろいろな素材に触れる経験が、触覚を豊かにしてくれます。

「触りなさい」と無理に促すのではなく、

子ども自身が「やってみたい」と思える環境をつくることが大切です。


スキンシップも大切な触覚刺激

触覚は、

遊びだけではありません。

  • 手をつなぐ
  • ハイタッチをする
  • 抱っこをする
  • 背中をさする
  • 肩をポンとたたく

こうした日常のスキンシップも、子どもの安心感や心の安定につながります。

もちろん、子どもによって心地よい触れ方は違います。

その子の反応を見ながら、安心できる関わり方を大切にしていきましょう。


保護者の皆さんへ伝えたいこと

「靴下を嫌がる。」

「砂遊びをしたがらない。」

そんな姿を見ると、心配になることもあると思います。

でも、まずは

「どうして嫌なんだろう?」

と考えてみてください。

子どもには子どもなりの理由があります。

無理に克服させることよりも、

安心できる環境の中で少しずつ経験を積み重ねることが大切です。

その積み重ねが、「できた!」という自信につながります。


まとめ

触覚とは、

皮膚を通して身体を守り、安心感を育てる大切な感覚です。

靴下を嫌がることや砂遊びが苦手なことは、単なる好き嫌いではなく、触覚の感じ方が影響している場合もあります。

もちろん、すべてが触覚だけで説明できるわけではありません。

子どもの発達には、経験や環境、性格、体調など、多くの要因が関わります。

だからこそ大切なのは、

「困った行動」ではなく、「その子がどんなふうに感じているのか」を想像すること。

ATHBASEスポーツ教室では、遊びを通してさまざまな感覚を育てながら、一人ひとりの「できた!」を増やすサポートをしています。

「もっと思い切り遊んでほしい。」

「身体を動かすことを好きになってほしい。」

そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度体験教室へお越しください。

お子さんの可能性を、一緒に広げていきましょう。


次回予告

明日は、

「視覚とは?ボール遊びが苦手・字を書くのが苦手な子との関係を理学療法士が解説」

についてお話しします。

「見る力」は視力だけではありません。運動能力や学習にもつながる視覚の役割を、分かりやすく解説していきます。


ATHBASEスポーツ教室 代表 河江 将司
(理学療法士 / 認定スクールトレーナー)

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