運動神経がいい子は何が違う?感覚統合と7つのコーディネーション能力の関係を理学療法士が解説

こんにちは!北海道帯広市にあるATHBASEスポーツ教室河江将司です。

私たちは、子どもたち一人ひとりの『動きの土台』を育てる教室として、日々子どもたちと向き合っています。

保護者の皆さんは、こんなことを思ってことありませんか?

「運動神経って、生まれつき?」

「同じ年齢なのに、どうしてあんなに差があるの?」

「うちの子も運動が得意になれるかな?」

このような疑問に対して、私の答えとしては、

「運動神経は、生まれつきだけでは決まりません。」

もちろん、生まれ持った体格や筋力、性質なども影響します。

しかし、それ以上に大切なのは、子どもの頃にどれだけ多くの動きを経験してきたかです。

そして、その土台になるのが、これまでの記事でもお伝えしてきた「感覚統合」です。

今回は、感覚統合と運動能力の関係、そしてATHBASEスポーツ教室で大切にしている7つのコーディネーション能力について、分かりやすく解説します。


運動神経とは何でしょう?

「運動神経」という言葉はよく使われますが、実は医学的に「運動神経が良い・悪い」という定義はありません。

では、運動神経が良い子とはどんな子でしょうか?

例えば、

  • 走るのが速い
  • ボールを上手に投げられる
  • キャッチできる
  • 転びにくい
  • リズムよく身体を動かせる
  • 新しい動きを覚えるのが早い

こんな子を思い浮かべるのではないでしょうか。

実はこれらはすべて、

脳が感覚を整理し、身体を思い通りに動かせている結果

なのです。


感覚統合は「入力」、運動は「出力」

私は感覚統合を説明するとき、

「入力(Input)」

という言葉を使います。

目で見る。

耳で聞く。

身体の傾きを感じる。

筋肉の動きを感じる。

これらが感覚です。

そして、

脳がその情報を整理する。

これが感覚統合です。

一方、

走る。

跳ぶ。

投げる。

止まる。

避ける。

これらは身体の動き、つまり出力(Output)です。

つまり、

感覚(入力)

感覚統合(脳で整理)

身体を動かす(出力)

という流れになります。

入力がスムーズだからこそ、身体もスムーズに動かせるのです。


コーディネーション能力とは?

ATHBASEスポーツ教室で大切にしているのが、

コーディネーション能力です。

コーディネーションとは、

「自分の身体を思い通りにコントロールする能力」

のことです。

筋力とは違います。

体力とも違います。

運動神経と言われるものの正体に、とても近い能力です。

ドイツでは、子どもの運動指導の土台として広く活用されています。


7つのコーディネーション能力

ATHBASEスポーツ教室では、次の7つの能力を大切にしています。

① バランス能力

姿勢を保ち、身体を安定させる力。

ブランコや平均台、片足立ちなどで育ちます。

② リズム能力

リズムに合わせて身体を動かす力。

音楽や縄跳び、ダンスなどで育ちます。

③ 反応能力

合図を聞いて素早く動く力。

鬼ごっこやスタートダッシュなどで育ちます。

④ 定位能力

自分と周りとの位置関係を把握する力。

ボール遊びや鬼ごっこでたくさん使われます。

⑤ 分化能力

力加減を調整する力。

ボールを優しく投げる。

鉛筆を持つ。

ハサミを使う。

日常生活でも大切な能力です。

⑥ 変換能力

状況が変わったときに素早く動きを変える力。

鬼ごっこで急に方向転換する。

サッカーで相手を避ける。

スポーツには欠かせません。

⑦ 結合能力

身体のさまざまな部分を協調して動かす力。

走りながらボールを投げる。

ジャンプして着地する。

複数の動きを組み合わせる力です。


感覚統合とコーディネーション能力はどうつながるの?

ここが、とても大切なポイントです。

私は、

感覚統合は「脳の土台」

コーディネーション能力は、

「身体を動かす技術」

だと考えています。

つまり、

感覚統合が育つことで、

コーディネーション能力も育ちやすくなるのです。

例えば、

前庭覚が育つ

バランス能力が育つ

転びにくくなる

運動が楽しくなる

「できた!」が増える

自信につながる

という流れです。


ATHBASE発達モデル

ATHBASEスポーツ教室では、子どもの発達を次のように考えています。

8つの感覚

感覚統合(脳が情報を整理する)

7つのコーディネーション能力

基本動作(走る・跳ぶ・投げる・くぐる・回るなど)

運動能力UP

自己肯定感

子どもの未来

運動能力だけを伸ばすのではなく、

その土台から育てることを大切にしています。

だから私たちは、

「走る練習だけ」

「ボール投げだけ」

を繰り返すことはありません。

子どもたちが遊びの中でさまざまな感覚を使い、自分の身体をコントロールする経験を積めるようなプログラムを大切にしています。


運動神経は遊びの中で育つ

鬼ごっこ。

ボール遊び。

ブランコ。

鉄棒。

ジャングルジム。

マット運動。

これらはすべて、

コーディネーション能力を育てる最高の遊びです。

だから私たちは、

「遊び」

をとても大切にしています。

遊びの中で、

考える。

感じる。

動く。

挑戦する。

失敗する。

成功する。

その積み重ねが、

子どもの運動能力だけでなく、自信や挑戦する気持ちも育ててくれます。


まとめ

運動神経は、生まれつきだけで決まるものではありません。

子どもの頃の遊びや経験を通して、

感覚を育て、

脳で整理し、

身体を思い通りに動かせるようになる。

その積み重ねが、「運動神経がいい」と言われる力につながっていきます。

ATHBASEスポーツ教室では、

「できる・できない」ではなく、

「子どもの未来につながる動きの土台づくり」

を大切にしています。

もし、

「うちの子は運動が苦手かも…」

「もっと身体を動かすことを好きになってほしい」

そう感じている方は、ぜひ一度体験教室へお越しください。

一人ひとりの成長に合わせながら、「できた!」を一緒に増やしていきましょう。


次回予告

明日は、

「前庭覚とは?転びやすい子・姿勢が崩れやすい子との関係を理学療法士が解説」

についてお話しします。

「バランス感覚」と思われがちな前庭覚が、実は集中力や姿勢、運動能力にも深く関わっている理由を分かりやすくお伝えします。

ぜひ楽しみにしていてください!


ATHBASEスポーツ教室 代表 河江 将司
(理学療法士 / 認定スクールトレーナー)

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