
こんにちは。ATHBASEスポーツ教室の河江将司です。
公園や園庭で遊んでいる子どもが転ぶと、
「大丈夫!?」
「危ないから走らないの!」
そんな声をかけたことはありませんか?
もちろん、大きなケガにつながる危険は避ける必要があります。
しかし実は、
子どもが転ぶことは、身体と脳が成長する大切な経験でもあるのです。
今回は、「転ぶこと」が子どもの発達にどのような意味を持つのかを、理学療法士の視点からお話しします。
親は「転ばせないように」と思うもの
子どもが転ぶ姿を見ると、
「痛そう…」
「ケガをしたらどうしよう…」
と思うのは当然です。(私自身も二児の父ですので、気持ちはすごく分かります。)
痛い思いをしてほしくない気持ちがあるからこそ、
・先回りして手をつなぐ
・危ない場所では遊ばせない
・転びそうになるとすぐ支える
そんな場面も増えてきます。
もちろん命に関わる危険は避けるべきです。
しかし、
すべての「転ぶ経験」をなくしてしまうことは、発達のチャンスも減らしてしまいます。
転ぶことは「失敗」ではなく「学習」
子どもの身体は、転ぶたびに学んでいます。
例えば…
・どこに足を置けばいいか
・どのくらいスピードを出していいか
・身体をどう動かせば転ばないか
・転びそうになった時にどう踏ん張るか
こうしたことは、
教えて覚えるものではありません。
身体が経験を通して覚えていくものです。
つまり、
転ぶことは、
身体と脳にとっての「実践練習」なのです。
転ぶことで育つ3つの力
① バランス能力
転ぶことで、
身体は
「次はどうすれば転ばないかな?」
と学習します。
この繰り返しによって、
姿勢を保つ力やバランス能力が育っていきます。
② 危険を予測する力
何度か転ぶ経験をすると、
子どもは自然と
「ここは滑りやすい」
「この高さは危ない」
と判断できるようになります。
これは、
危険予測能力
と呼ばれ、
将来的なケガ予防にもつながります。
③ とっさに身体を守る力
転びそうになった時、
大人は自然と手をつきます。
実はこれも、
小さい頃からの経験によって身についた反応です。
何度も遊び、
何度も転び、
身体が覚えていくのです。
最新の研究でも「自由な遊び」が大切
近年では、
自由に身体を動かす遊びは、
バランス能力だけではなく、
運動能力や実行機能(集中力・判断力など)の発達にも良い影響を与えることが報告されています。
つまり、
転ばないように守ることだけではなく、
自分で挑戦し、自分で身体をコントロールする経験
が重要なのです。
だからATHBASEでは「挑戦できる環境」を大切にしています
ATHBASEスポーツ教室では、
子どもが
少し難しい
少しドキドキする
そんな課題にも挑戦できる環境をつくっています。
もちろん、
危険なことはさせません。
しかし、
失敗できる環境
転んでも大丈夫な環境
を整えることは、
子どもの成長に欠かせないと考えています。
「転ばない子」が良い子ではありません
最近は、ケガをしないことが重視される時代です。
しかし、
転ばない子どもよりも、
転びながら学べる子ども
の方が、
結果的には身体も心も強く育っていきます。
転ぶ
↓
考える
↓
挑戦する
↓
また挑戦する
この繰り返しが、
子どもの未来をつくります。
ご家庭でできること
ぜひ、
安全が確保できる場所では、
子どもに思いきり遊ばせてあげてください。
・芝生
・公園
・土の広場
・坂道
・遊具
こうした環境は、最高の運動教室です。
「危ないからやめなさい」
ではなく、
「どうしたら転ばなかったかな?」
そんな声かけが、
子どもの考える力も育ててくれます。
まとめ
転ぶことは、
決して悪いことではありません。
転ぶことで、
✔ バランス能力が育つ
✔ 危険を予測する力が育つ
✔ 身体を守る力が育つ
✔ 挑戦する心が育つ
子どもは、
転びながら成長しています。
ATHBASEスポーツ教室では、
「できた!」だけではなく、
「失敗しても、もう一回やってみよう!」
そんな気持ちを大切にしています。
転ぶことを恐れず、
思いきり遊び、
思いきり挑戦できる環境が、
子どもの身体と脳を大きく育ててくれるのです。
ATHBASEスポーツ教室 代表 河江 将司
(理学療法士 / 認定スクールトレーナー)
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