【十勝・帯広】視力が良ければ「見る力」も高い?スポーツにもつながる子どもの“見る力”とは

「視力は1.0あるから、目は問題ないですよね?」

確かに、「見る」という言葉を聞くと、まず思い浮かぶのは視力かもしれません。

学校の視力検査でも、

「Cのマークがどちらを向いているか」

を答えます。

でも、子どもたちが普段の生活やスポーツの中で使っている「見る力」は、それだけでしょうか?

例えばサッカーなら、

ボールを見る。

味方を見る。

相手を見る。

空いている場所を探す。

そして、その情報をもとに自分の身体を動かす。

ドッジボールなら、

飛んでくるボールを見る。

速さや方向を捉える。

避けるのか、捕るのかを判断する。

身体を動かす。

つまりスポーツでは、

「見える」だけではなく、「見つける・追う・判断する・動く」までが連続して起こっています。

今回は、視力検査だけでは分からない、子どもの「見る力」について考えてみます。


まず、この場面を想像してみてください

子どもにボールを投げます。

ボールが飛んでくる。

目で追う。

手を伸ばす。

キャッチする。

たった数秒の出来事です。

でも、その間に子どもは、

見る → 情報を捉える → 身体を動かす

ということをしています。

ボールが右に来たら右へ。

少し高ければ手を上へ。

短ければ前へ出る。

速ければ素早く反応する。

毎回同じ場所、同じ速さで飛んでくるわけではありません。

だから、

「ボールが見えている」

だけでは足りません。

見たものに合わせて、自分の身体を調整する必要があります。

ここが、スポーツにおける「見る」の面白いところです。


「視力」と「見る力」は同じではない

一般的な視力検査では、どれくらい小さなものまで見分けられるかを確認します。

もちろん、視力はとても大切です。

ただ、

スポーツや遊びの中で必要になる視覚的な能力を、視力の数字だけですべて表すことはできません。

例えば、

動いているものを目で追う。

たくさんある情報の中から必要なものを見つける。

距離や位置関係を捉える。

周囲の変化に気づく。

見た情報に合わせて身体を動かす。

こうしたことも、子どもが運動するときには必要になります。

だから、

「視力が良い=スポーツで必要な見る力もすべて高い」

とは限らないのです。


子どもたちは「目」だけで運動しているわけではない

ここで大切なのが、

見ることと身体を動かすことは別々ではない

ということです。

例えばキャッチボール。

目でボールを追って、

「ここに来る!」

と分かったとしても、

身体がその位置まで動かなければキャッチできません。

逆に、身体能力が高くても、

ボールの位置や動きをうまく捉えられなければ、タイミングが合わないことがあります。

つまり、

目から入った情報と身体の動きをつなげること

が必要です。

これは野球やサッカーだけではありません。

鬼ごっこでも同じです。

鬼はどこにいる?

友達はどこへ逃げた?

どこが空いている?

ぶつからないためには、どちらへ行く?

子どもは遊びながら周囲を見て、判断し、身体を動かしています。


実は「鬼ごっこ」ってすごい

ATHBASEでも、子どもたちはいろいろな運動をします。

その中には、一見すると単純な遊びに見えるものもあります。

例えば鬼ごっこ。

ただ走って逃げているだけに見えるかもしれません。

でも実際には、

鬼を見る。

周囲を見る。

友達を見る。

空いている場所を探す。

進む方向を決める。

スピードを変える。

止まる。

方向転換する。

また周囲を見る。

これを何度も繰り返しています。

しかも、

「右を見てください」

「次に鬼との距離を確認してください」

「そのあと進行方向を決めてください」

なんて考えているわけではありません。

遊びの中で自然と「見る→判断する→動く」を繰り返している。

これが子どもの運動の面白さです。


ボール遊びにも「見る」がいっぱい

ボール遊びも同じです。

転がってくるボール。

弾むボール。

上から落ちてくるボール。

自分に向かって飛んでくるボール。

それぞれ動き方が違います。

最初はキャッチできなくても、

何度も遊んでいるうちに、

「このくらいで手を出したら取れそう」

「ここに動けばいいかも」

と少しずつタイミングを合わせていきます。

これは、

正解を暗記しているわけではありません。

見ながら。

動きながら。

失敗しながら。

身体で覚えていきます。

だから僕は、

「ボールを上手に投げられるようになる」

「キャッチできるようになる」

という結果だけではなく、

そこに至るまでに、どれだけ見て、試して、身体を合わせたか

という経験も大切だと思っています。


「よく見る」とは、じっと見ることではない

「ちゃんと見て!」

子どもに運動を教えていると、つい言いたくなる言葉です。

でも、

「見る」というのは、対象をじーっと見続けることだけではありません。

スポーツではむしろ、

一つを見る。

別の場所を見る。

また戻る。

周囲を確認する。

必要な情報を選ぶ。

そんなふうに、視線や注意を切り替えながら動いています。

サッカーでずっとボールだけを見ていたら、周囲の選手が分かりません。

逆に周りばかり見ていて、ボールを見失ってもプレーできません。

「どこを見るか」を状況によって変えることも、スポーツでは大切です。


「ボールが苦手」だけで終わらせない

例えば、

「うちの子、ボールを捕るのが苦手なんです」

という子がいたとします。

そのとき、

「運動神経が悪いから」

だけで終わらせる必要はありません。

そもそもボール遊びの経験が少ないのかもしれない。

飛んでくるボールを怖がっているのかもしれない。

手を出すタイミングがまだ分からないのかもしれない。

ボールは見ているけれど、身体を合わせることが難しいのかもしれない。

一つの「できない」にも、いろいろな背景があります。

だからATHBASEでは、

「できた・できない」だけではなく、その途中を見る

ことを大切にしています。


だったら「見る力のトレーニング」をすればいい?

ここで、

「じゃあ、見る力を鍛える特別なトレーニングをした方がいいの?」

と思うかもしれません。

でも、子どもたち全員が特別な練習をしなければならない、という話ではありません。

日常の遊びや運動の中にも、

見る経験はたくさんあります。

ボールを追いかける。

シャボン玉を目で追う。

鬼ごっこをする。

的を狙って投げる。

飛んでくるものをキャッチする。

障害物を避ける。

友達の動きを真似する。

こうした活動では、

目と身体を一緒に使います。

特に子どもの時期は、

「見る力を鍛えなきゃ!」

と難しく考えるより、

いろいろなものを見ながら、身体をたくさん動かす経験

を増やすことも大切だと考えています。


スマホを見る「目」と、外で遊ぶ「目」は少し違う

現代の子どもたちにとって、

スマートフォンやタブレットはとても身近なものになりました。

画面を見ること自体をすべて悪いものにする必要はありません。

ただ、画面の中を見る時間と、外で身体を動かしながら周囲を見る時間では、経験することが違います。

外に出れば、

近くを見る。

遠くを見る。

動くものを見る。

自分自身も動く。

人との距離を見る。

障害物を避ける。

次々に環境が変化します。

だからこそ、

子どもの「見る」を考えるときも、目だけではなく生活全体を見ること

が大切です。


視力検査で分からないこともある

学校の視力検査は、子どもの目の状態に気づくための大切な機会です。

そして、

見えにくそう。

極端に顔を近づける。

目を細めることが多い。

片目を閉じることがある。

頭痛や目の疲れを頻繁に訴える。

など、日常生活で気になる様子があれば、

「運動すれば大丈夫」と考えず、眼科などの専門家に相談することも大切です。

ATHBASEが運動を通して大切にしたい「見る力」と、医学的な視機能の評価は同じものではありません。

そこは分けて考える必要があります。


ATHBASEで大切にしたいのは「見て、考えて、動く」

ATHBASEスポーツ教室では、

ただ身体を動かすだけではなく、

子ども自身が、

見る。

考える。

選ぶ。

動く。

失敗する。

また考える。

そんな運動をたくさん経験してほしいと思っています。

コーチの動きを見て真似する。

飛んでくるボールを見る。

友達との距離を見る。

障害物を見る。

空いている場所を探す。

そして、

自分の身体を動かしてみる。

スポーツに必要なのは、筋力やスピードだけではありません。

身体の外から入ってくる情報を受け取り、

それに合わせて自分の動きを変えていく。

これも、

「身体を上手に使う」ということの一つ

だと考えています。


「見える」から「見て動ける」へ

子どもの「見る力」は、

視力検査の数字だけでは語れません。

ボールを見る。

人を見る。

空間を見る。

動きを見る。

必要な情報を探す。

そして、

見たものに合わせて身体を動かす。

鬼ごっこでも。

ボール遊びでも。

公園遊びでも。

スポーツでも。

子どもたちは、たくさんの「見る」を経験しています。

だから、

「見る力を育てなきゃ」

と難しく考えすぎなくてもいい。

まずは、

いろいろなものを見て、いろいろな身体の動きを経験する。

ATHBASEスポーツ教室では、これからも十勝・帯広の子どもたちに、

「走る」「跳ぶ」「投げる」だけではなく、

見て、考えて、身体を動かす。

そんな運動の面白さも伝えていきたいと思います。

「見える」だけではなく、「見て、動ける」。

これも子どもたちの大切な運動経験です。


ATHBASEスポーツ教室
北海道帯広市西13条北5丁目1番地12

年少から中高生まで、それぞれの成長段階に合わせたクラスを実施しています。

理学療法士・認定スクールトレーナーの視点を活かしながら、走る・跳ぶ・投げる・支える・バランスを取るなど、多様な運動経験を通して子どもたちの身体づくりをサポートしています。

ATHBASEスポーツ教室 – 十勝・帯広で【挑戦】と【成長】を育む運動教室

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