【十勝・帯広】子どもの猫背は運動で変わる?「背筋を伸ばす」だけではない姿勢づくり

「うちの子、猫背が気になるんです」

保護者の方から、こうした相談をいただくことがあります。

食事をしているときに背中が丸い。

宿題をしていると、どんどん顔が机に近づいていく。

ゲームやタブレットを見ていると、頭が前に出ている。

その姿を見ると、

「背筋を伸ばして!」

「ちゃんと座って!」

と言いたくなると思います。

前回の記事では、子どもの姿勢が崩れる理由は一つではなく、姿勢を「形」だけで考えないことについてお伝えしました。

では今回はもう一歩進んで、

「猫背は運動によって変わるのか?」

というテーマを考えてみたいと思います。

結論から言えば、

運動は、子どもが自分の身体を支えたりコントロールしたりする経験を増やす一つの方法です。

ただし、

「この運動をすれば猫背が治る」

と単純に考えるのはおすすめしません。


そもそも「猫背」って何?

一般的に「猫背」という言葉は、背中が丸くなっている姿勢を指して使われます。

でも、子どもが背中を丸めているからといって、すべてが同じ状態とは限りません。

例えば、

勉強中だけ丸くなる子。

スマホを見ているときだけ頭が前に出る子。

立っているときにも丸く見える子。

疲れてくると姿勢が崩れる子。

身体を丸めることも伸ばすこともできるけれど、普段は丸く座っている子。

見た目は似ていても、状況はそれぞれ違います。

だからこそ、

「猫背だから○○をすればいい」

と、一つの運動だけで考えるのは難しいのです。


「背中を伸ばす筋肉を鍛えればいい」ではない

猫背を見ると、

「背筋が弱いのでは?」

「体幹が弱いのでは?」

と思うかもしれません。

もちろん、身体を支えるためには筋力も必要です。

でも、人間の姿勢は一つの筋肉だけでつくられているわけではありません。

身体を支える。

バランスを取る。

頭や腕を動かす。

必要に応じて身体を丸める。

そこから伸びる。

ひねる。

傾く。

そして元に戻る。

私たちは無意識のうちに、さまざまな動きを組み合わせています。

だからATHBASEでは、

「猫背だから背筋を鍛えよう」だけではなく、身体全体をどう使っているか

という視点も大切にしています。


子どもには「いろいろな姿勢」が必要

姿勢というと、

「真っすぐ」

が正解だと思われがちです。

でも、子どもの運動を見てみるとどうでしょう。

丸くなる。

反る。

ひねる。

しゃがむ。

伸びる。

手をつく。

四つ這いになる。

片脚になる。

身体を傾ける。

実は運動の中では、いわゆる「良い姿勢」からどんどん外れていきます。

それでいいのです。

大切なのは、

一つの姿勢から動けないことではなく、いろいろな姿勢を経験して、必要に応じて身体をコントロールできること。

子どもの身体づくりでは、この経験をたくさん増やしてほしいと思っています。


ATHBASEで「クマ歩き」をする理由

例えば、ATHBASEでも取り入れることのある「クマ歩き」。

両手と両足を床につき、身体を支えながら進みます。

一見すると、ただの動物歩きです。

でも実際にやってみると、

手で身体を支える。

お腹や背中を使う。

左右の手足を動かす。

頭の位置を調整する。

移動しながらバランスを取る。

さまざまなことを同時に行っています。

しかも、

「姿勢を良くしなさい!」

とは言われていません。

運動するために、自分で身体を支える必要がある。

ここが大切です。


ぶら下がる・登る・支えるも立派な姿勢づくり

子どもの身体づくりというと、

筋トレのような運動を想像する必要はありません。

鉄棒にぶら下がる。

マットの上を転がる。

障害物を越える。

高いところへ手を伸ばす。

四つ這いで進む。

片脚でバランスを取る。

こうした遊びのような動きの中にも、

自分の身体の位置を感じながらコントロールする経験

がたくさんあります。

幼児期や小学生の時期だからこそ、

一つの動きを繰り返すだけではなく、さまざまな身体の使い方を経験してほしいと思います。


「30秒良い姿勢」よりも大切にしたいこと

例えば、

「背筋を伸ばして30秒!」

と言われれば、多くの子どもは頑張れると思います。

でもATHBASEが目指しているのは、

言われた形を頑張って維持できる身体だけではありません。

走っているとき。

ジャンプしたとき。

着地したとき。

ボールを投げたとき。

相手を避けたとき。

転びそうになったとき。

そんな場面でも、自分の身体を扱える。

スポーツや日常生活では、こちらの方が重要な場面がたくさんあります。


「姿勢を良くするための運動」だけにしない

ここも大切です。

「姿勢改善のために運動しなきゃ!」

となると、子どもにとって運動が宿題のようになってしまうことがあります。

でも本来、子どもにとって身体を動かすことはもっと自由なものです。

追いかける。

逃げる。

登る。

跳ぶ。

転がる。

投げる。

競争する。

真似する。

ゲームをクリアする。

そうした「楽しいから動く」経験の中にも、身体づくりにつながる要素はたくさんあります。

だからATHBASEスポーツ教室では、

「姿勢のために、この運動を10回やりましょう」

だけではなく、

子どもが夢中になって身体を使える環境そのものを大切にしています。


「猫背=運動不足」とも限らない

一方で、ここは誤解してほしくありません。

猫背だからといって、

「この子は運動不足だ」

と決めつけることもできません。

普段からスポーツをしている子でも、座っているときには背中が丸くなることがあります。

また、身体の成長や生活環境、その日の疲れなどによっても姿勢は変わります。

運動は大切ですが、

すべての姿勢の問題を運動だけで説明することはできません。

もし痛みがある、姿勢の左右差が強い、身体を動かしにくいなど気になることがあれば、必要に応じて医療機関など専門家へ相談することも大切です。


子どもの身体は「動きながら」育っていく

子どもの身体づくりを考えるとき、

僕が大切にしたいのは、

姿勢を完成させてから運動するのではない

ということです。

動く。

失敗する。

バランスを崩す。

もう一度やる。

少しできる。

違う動きにも挑戦する。

こうした経験を繰り返しながら、自分の身体の使い方を少しずつ学んでいきます。

これはATHBASEが大切にしている、

「できない → やってみる → できた → もう一回!」

という経験にもつながっています。


ATHBASEスポーツ教室が考える「姿勢づくり」

ATHBASEスポーツ教室では、子どもたちに一つの「正しい姿勢」を覚えてもらうことだけを目的にはしていません。

走る。

跳ぶ。

止まる。

支える。

転がる。

バランスを取る。

方向を変える。

いろいろな運動を経験しながら、

「自分の身体を自分でコントロールする力」

を育てていきたいと考えています。

姿勢も、その中の一つです。

猫背を見つけるたびに、

「背筋を伸ばしなさい!」

と声をかけるだけではなく、

「最近、身体をいろいろな方向に動かしているかな?」

そんな視点を持ってみるのもいいかもしれません。


「真っすぐにする」から「動ける身体を育てる」へ

猫背を気にすることが悪いわけではありません。

子どもの身体を見ているからこそ、気になるのだと思います。

ただ、

姿勢を一つの形だけで評価するのではなく、

丸くなれる。伸びられる。ひねられる。支えられる。そして必要なときに姿勢を整えられる。

そんな身体を育てていく。

ATHBASEスポーツ教室では、これからも十勝・帯広の子どもたちに、運動の楽しさとともに、さまざまな身体の使い方を経験してもらいたいと思っています。

「姿勢を直すために運動する」だけではなく、「たくさん動いた結果、身体を使うことが上手になっていく」。

そんな身体づくりを大切にしていきます。


ATHBASEスポーツ教室
北海道帯広市西13条北5丁目1番地12

年少から中高生まで、成長段階に合わせた運動環境を提供しています。
理学療法士・認定スクールトレーナーの視点を活かしながら、運動の得意・不得意だけではなく、一人ひとりの身体の使い方や成長を見ながらサポートしています。

ATHBASEスポーツ教室 – 十勝・帯広で【挑戦】と【成長】を育む運動教室

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