走るとき、なぜ腕を振るの?|「足」だけでは走れない理由

子どもたちに、「もっと速く走って!」と言うと、一生懸命、足を速く動かそうとします。

でも、ちょっと見てほしいところがあります。

腕、ちゃんと動いていますか?

実は、走るときの腕の動きは、ただのおまけではありません。

腕と脚は、バラバラに動いているわけではなく、身体全体として連動しています。

右脚が前に出るとき、左腕が前に出る。

左脚が前に出るとき、右腕が前に出る。

このように、身体は自然と全身を使って動いています。


腕は「バランスを取る」役割もある

走っている途中で急に方向を変えたり、止まったりするとき。

身体は大きく揺れます。

そのときに、腕を使ってバランスを取ることがあります。

サッカーで相手をかわすとき。

鬼ごっこで急に方向を変えるとき。

転びそうになったとき。

私たちは無意識に腕を使っています。

つまり、

腕は「走るため」だけではなく、「身体をコントロールするため」にも使われている。

ということです。


だから「腕だけを練習」するわけではない

ここがATHBASEで大切にしているところです。

「じゃあ腕振りを練習しよう!」

だけではありません。

走る。

跳ぶ。

這う。

転がる。

投げる。

避ける。

バランスを取る。

こうしたさまざまな動きを経験することで、身体全体を連動させる経験が増えていきます。

子どもに必要なのは、

「正しい動きを覚えさせること」だけではありません。

いろいろな動きを経験して、自分の身体を使う方法を覚えていくこと。

それが、将来どんなスポーツをするうえでも大切な土台になると考えています。

足だけを見るのではなく、

腕も。

体幹も。

身体全体も。

子どもの動きを見るときは、ぜひそんな視点でも見てみてください。


ATHBASEスポーツ教室 代表 河江 将司
(理学療法士 / 認定スクールトレーナー)

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