子どもの浮き指は心配?原因・改善方法・本当に大切なことを理学療法士が解説

こんにちは。ATHBASEスポーツ教室の河江将司です。

最近、保護者の方や講演会等でもこんなご相談をいただく機会が本当に増えました。

「うちの子、浮き指なんです。」

「整骨院で浮き指と言われました。」

「ネットで調べたら悪いことばかり書いてあって不安です。」

「浮き指は治した方がいいのでしょうか?」

SNSやテレビなどでも「浮き指」という言葉を耳にする機会が増え、心配されている保護者の方も多いのではないでしょうか。

今回は、理学療法士として多くの子どもたちを見てきた経験と、現在の研究結果をもとに、

「浮き指とは何なのか」

「本当に心配する必要があるのか」

そして、

「ATHBASEスポーツ教室が大切にしている考え方」

についてお伝えしたいと思います。


浮き指とは?

浮き指とは、

立ったときに足の指が地面についていない状態

のことをいいます。

本来、足の指には

・身体を支える

・バランスを取る

・歩く時に身体を前へ進める

という大切な役割があります。

そのため、

「足の指が浮いている=悪い状態」

と思われることが多いですが、実際はそこまで単純ではありません。


実は子どもの浮き指は珍しくありません

驚かれる方も多いですが、

子どもの浮き指は決して珍しいものではありません。

国内外の研究では、幼児や小学生の多くに浮き指がみられることが報告されています。

つまり、

浮き指だから異常

というわけではありません。

まず、このことを知っていただくだけでも、不安は少し軽くなると思います。


浮き指になる原因は?

実は現在の研究でも、

「これが原因です」と断定できるものはありません。

いくつかの要因が重なっていると考えられています。

① 足を使う経験が少ない

昔に比べると、子どもたちの遊び方は大きく変わりました。

・鬼ごっこ

・木登り

・裸足遊び

・坂道を走る

・でこぼこ道を歩く

こうした遊びでは、自然と足の指をたくさん使います。

しかし、室内で過ごす時間が増えたり、外遊びの機会が減ったりすると、足指を十分に使う経験も少なくなります。

② 身体全体の使い方

ATHBASEスポーツ教室では、ここを最も大切にしています。

浮き指だからといって、原因が足だけとは限りません。

例えば、

・体幹が安定しない

・股関節がうまく使えない

・バランス能力が低い

・姿勢が崩れている

こうした状態では、身体の重心が偏り、結果として足の指を十分に使えなくなることがあります。

つまり、

足は「原因」ではなく、「結果」として浮き指になっていることも少なくありません。

③ 靴が合っていない

意外と多いのが靴の問題です。

例えば、

・サイズが大きすぎる

・幅が広すぎる

・かかとが固定されていない

・靴の中で足が滑っている

こうした状態では、足の指で踏ん張る必要がなくなり、指を使わない歩き方になりやすくなります。

逆に、小さすぎる靴も足の動きを妨げてしまいます。

以前ブログでもお伝えしたように、

足の長さだけではなく、かかとのフィット感や甲の固定もとても重要です。

④ 足の筋力だけではない

「足指を鍛えましょう!」

という情報をよく見かけます。

もちろん足の筋力は大切です。

しかし、

足だけ鍛えれば浮き指が改善するほど、身体は単純ではありません。

足は、

股関節

骨盤

体幹

背骨

とすべてつながっています。

だからこそ、

身体全体を育てることが大切なのです。

⑤ 成長途中だからという場合もある

子どもの身体は毎日成長しています。

神経も発達途中。

筋力も発達途中。

身体の使い方もどんどん変わっていきます。

そのため、

幼児期に浮き指があっても、成長とともに自然に改善していく子どもも少なくありません。

だから、浮き指だけを見て必要以上に心配する必要はありません。


浮き指=悪いとは言い切れません

ネットでは、

「浮き指は万病の原因」

「すぐ治しましょう」

という情報もあります。

しかし、現在の研究では、

浮き指とバランス能力や足趾筋力との関連を示す研究もありますが、

すべての浮き指が問題とは言えず、研究結果も一致していません。

つまり、

浮き指だけを見て「悪い」と判断することはできない

ということです。


ATHBASEスポーツ教室が見るのは「浮き指」ではありません

私が教室で見るのは、浮き指だけではありません。

例えば、

・しゃがめるか

・ジャンプして止まれるか

・片足立ちはできるか

・走り方はどうか

・バランスはどうか

・身体を思い通りに動かせるか

つまり、

身体全体の使い方です。

足だけを見ても、本当の原因は分かりません。

だからこそ、

身体全体を評価することを大切にしています。


一番の改善方法は「遊ぶこと」

ATHBASEスポーツ教室では、

「トレーニング」

よりも

「遊び」

を大切にしています。

鬼ごっこ

ジャンプ

平均台

片足遊び

裸足遊び

登る

くぐる

走る

こうした遊びの中で、子どもは自然に足の指を使い始めます。

「浮き指を治す運動」

よりも、夢中になって遊ぶ経験の方が、結果として身体は大きく成長していくのです。


こんな場合は一度相談しましょう

浮き指だけなら慌てる必要はありません。

ただし、

・足に痛みがある

・歩き方が極端におかしい

・頻繁に転ぶ

・片足だけ極端に違う

・神経や筋肉の病気が疑われる

こうした場合は、一度整形外科などの専門医へ相談することをおすすめします。


ATHBASEスポーツ教室が大切にしていること

私たちが育てたいのは、

「地面につく足指」

ではありません。

育てたいのは、

自分の身体を思い通りに動かせる子どもです。

たくさん遊ぶ。

たくさん笑う。

たくさん挑戦する。

夢中になって身体を動かす。

その積み重ねが、

足の指だけでなく、身体全体の発達につながっていきます。

浮き指だけに目を向けるのではなく、

子どもの身体全体を育てる視点

を、ぜひ大切にしていただけたら嬉しいです。


まとめ

ATHBASEスポーツ教室では、理学療法士の視点から、一人ひとりの身体の使い方を見ながら、「遊び」を通して運動能力の土台づくりを行っています。

「うちの子の身体の使い方が気になる」

「運動が苦手で心配」

そんな方は、お気軽にご相談ください。

一緒に、お子さんが身体を動かすことを好きになるきっかけを作っていきましょう。


ATHBASEスポーツ教室 代表 河江 将司
(理学療法士 / 認定スクールトレーナー)

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