体幹は腹筋じゃない!子どもの体幹の育て方|理学療法士が教える本当に大切な身体づくり

こんにちは。ATHBASEスポーツ教室の河江将司です。

「うちの子、体幹が弱いんです。」

保護者の方から、とてもよく聞く言葉です。

スポーツをしている子どもでも、

・姿勢が悪い
・すぐ転ぶ
・走るフォームが安定しない
・片足立ちが苦手
・ボールを投げても力が伝わらない

そんな様子を見ると、「体幹が弱いのかな?」と思いますよね。

でも実は、多くの方が体幹=腹筋だと思っています。

これは少し違います。

今回は理学療法士として、子どもの身体づくりに関わる中で感じている「本当の体幹」についてお話しします。


そもそも体幹とは?

体幹とは、お腹だけではありません。

頭と手足を除いた胴体全体のことを指します。

つまり、

・お腹
・背中
・胸
・骨盤
・股関節まわり

これらを含めた身体の中心部分が体幹です。

そして体幹の役割は、

「動かないこと」ではなく、「必要な時に安定し、必要な時に動くこと」です。


体幹が育つと何が変わる?

体幹がうまく使えるようになると、

姿勢が良くなる

座っている時に姿勢が崩れにくくなります。

授業中も集中しやすくなる子が多くいます。

・バランス能力が向上する

片足立ち。

ジャンプの着地。

方向転換。

スポーツではバランス能力がとても重要です。

体幹は身体のブレを少なくしてくれます。

・力が伝わるようになる

野球ならボールを投げる。

サッカーならシュートを打つ。

陸上なら走る。

どんな競技でも、

足で生み出した力を腕や身体全体へ伝える役割があります。

体幹が安定すると、力を効率よく使えるようになります。

・ケガを予防しやすくなる

身体がぐらつくと、

膝や足首などに余計な負担がかかります。

体幹が安定すると、

身体全体で衝撃を吸収しやすくなり、ケガの予防にもつながります。


子どもに腹筋運動は必要?

ここでよくある質問があります。

「腹筋をたくさんやれば体幹は強くなりますか?」

答えは、なりません。やめてあげてください。

身体は、

「動きながら身体を安定させる力」

を育てることが重要です。

つまり、

体幹は”筋トレ”だけでは育ちません。


子どもの体幹は遊びで育つ

ATHBASEスポーツ教室では、

腹筋100回のようなトレーニングは行いません。今後、やることもないでしょう。

代わりに行うのは、

動きの中で自然と体幹を使う運動です。

例えば、

四つ這い遊び

ハイハイは、

肩甲骨

背骨

股関節

体幹

全身を連動させる最高の運動です。

歩けるようになってからも効果があります。

鬼ごっこ

鬼ごっこでは、

急に止まる

急に曲がる

逃げる

避ける

自然と体幹を使いながら身体をコントロールしています。

子どもにとって最高の運動の一つです。

ジャンプして止まる

ジャンプすることより、

着地して止まること。

これが実は重要です。

着地の瞬間に体幹が働くことで、

身体を安定させる能力が育ちます。

平均台・バランス遊び

細い場所を歩くだけでも、

身体は自然と体幹を使います。

「落ちないように」

という遊びの中で、

バランス能力も一緒に育っていきます。


ゴールデンエイジは体幹を育てるチャンス

9〜12歳頃は、

神経系が大きく発達する「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。

この時期は、

筋肉を大きくするよりも、

身体を思い通りに動かす経験をたくさん積むことが大切です。

体幹も同じです。

難しい筋トレより、

たくさん遊び、

たくさん動き、

たくさん失敗すること。

その経験が身体を育てます。


家庭でできる体幹づくり

家庭でも簡単に取り組める遊びがあります。

・クマ歩き
・カニ歩き
・片足立ち競争
・雑巾がけ
・風船遊び
・鬼ごっこ
・平均台遊び
・公園の遊具遊び

どれも特別な器具は必要ありません。

「運動しなさい!」

ではなく、

「一緒に遊ぼう!」

その時間が体幹を育ててくれます。


ATHBASEスポーツ教室が考える体幹づくり

ATHBASEスポーツ教室では、

体幹だけを鍛えることはしません。

なぜなら、

体幹は、

足。

股関節。

背骨。

肩甲骨。

これらすべてが連動して初めて働くからです。

だからこそ、

走る。

跳ぶ。

登る。

転がる。

くぐる。

ぶら下がる。

さまざまな動きを通して、

自然に身体の中心が育つ環境を大切にしています。


まとめ

「体幹=腹筋」

そう思われがちですが、

本当に大切なのは、

身体の中心を上手に使いながら動く力です。

子どもの体幹は、

ジムで鍛えるものではありません。

遊びの中で、

笑いながら、

夢中になりながら、

自然と育っていきます。

ATHBASEスポーツ教室では、理学療法士としての専門知識を活かし、一人ひとりの発達段階に合わせた身体づくりを大切にしています。

「姿勢が気になる」「転びやすい」「スポーツをもっと楽しんでほしい」

そんな方は、ぜひ一度ATHBASEスポーツ教室へお越しください。

子どもたちの未来の可能性は、体幹を含めた”身体の土台づくり”から始まります。


ATHBASEスポーツ教室 代表 河江 将司
(理学療法士 / 認定スクールトレーナー)

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