【十勝・帯広】練習ではできるのに、ゲームで動けない子へ|「見る・選ぶ・動く」をつなぐ遊び方

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止まっているボールなら蹴れる。でも、友達と遊ぶとボールの前で立ち止まってしまう。

見本のまねはできるのに、ゲームになると何をしたらよいのかわからない。そんな姿を見て、「さっきできたのに、どうして?」と思うことはありませんか。

同じように見える運動でも、場面が変わると、子どもが考えることや目を向けるものが増えます。練習でできたことが、そのままゲームで出てこないからといって、すぐにやる気や集中力の問題と決めつける必要はありません。

今回は十勝・帯広のATHBASEスポーツ教室から、幼児〜小学校低学年の保護者の方へ、練習とゲームの間をつなぐ遊び方を紹介します。

「蹴る」は同じでも、課題は同じではない

目の前に置かれたボールを、決まった方向へ蹴る場面を想像してみてください。ボールの位置も、蹴る先も、始めるタイミングも、ある程度わかっています。

一方、ゲームではボールが動き、相手も動きます。「追いかける?」「止める?」「どちらへ蹴る?」と、その場で選ぶことが加わります。

身体の動かし方に加えて、周りを見たり、ルールを思い出したり、動くタイミングを決めたりする必要があるのです。

形をまねできることと、状況に合わせて使えること。その間にも、試す時間を用意してみましょう。

立ち止まったとき、何を確かめる?

「もっと動いて」と伝える前に、次のようなことを見てみます。

  • 何をしたらよい遊びなのか、本人に伝わっているか。
  • ボールや相手の動きが速すぎないか。
  • 選ぶ方向やルールが多すぎないか。
  • ぶつかることや失敗を怖がっていないか。
  • 疲れていたり、周囲が気になったりしていないか。

本人に聞くなら、「次にどこへ行くか迷った?」「ボールが速かった?」と、具体的な場面を短く伝えます。うまく説明できなければ、条件をひとつ簡単にして、様子を見ても構いません。

一度の様子で原因を決めるのではなく、「この条件なら参加しやすいかな」と確かめるための視点です。

親子で試す「ふたつのゴール」遊び

ここでは、柔らかいボールを手で転がす遊びを例にします。足で蹴るより取り組みやすい子もいるためです。床を傷めないテープで、少し離れた位置に幅の広いゴールをふたつ作ります。

床に平らに貼った線の間をボールが通れば到着。人を的にせず、家具や窓に当たらない十分な空間を確保してください。

最初は、自分で行き先を決める

「どちらに転がす?」と子どもに選んでもらい、ボールを転がします。狙った場所を外れても、まずは選んで試したことを受け止めます。

届きにくければ近づき、方向が定まりにくければゴールを広くします。まだ難しければゴールをひとつにして構いません。

次は、合図を見てから選ぶ

慣れたら、大人が行き先を指さし、子どもは確認してから転がします。合図はボールを動かす前に出して、考える時間を十分に取ります。

指さしに気づきにくければ、行き先を言葉でも伝える、ゴールに色をつけるなど、わかりやすい方法を探します。速く反応する競争にする必要はありません。

そのあとで、小さな変化を加える

同じ遊びを楽しめるようなら、出発位置を少し横にずらしてみます。ゴールまでの角度が変わるため、送り出す方向を考え直す場面になります。

距離、合図、出発位置を全部一度に変えず、ひとつずつ。「さっきと何が違うかな」と一緒に確かめます。子どもが合図を出す係に回っても楽しめます。

この遊びは、実際の球技と同じ課題ではありません。試合での動きや判断力が必ず高まると保証するものではなく、見るものと選ぶことを少しずつ増やすための実践例です。

大人が答えを出し続ける前に、少し待つ

ゲーム中に「右!」「走って!」「今、投げて!」と指示が重なると、何を優先するか迷う子もいます。

最初は遊びの目的をひとつだけ共有し、安全な場面では本人が選ぶ時間を取ってみましょう。困っていれば「どっちが空いている?」と手がかりを渡す方法もあります。

終わったあとには「何でそっちを選んだの?」と責めるように聞くより、「こっちを見てから転がしたね」と、見えた行動を伝えてみます。話したそうなら「何が見えた?」と聞いてもよいでしょう。

毎回説明を求める必要はありません。本人がもう一度動いて試したいなら、その時間を大切にします。

「できた」を、少し広く見てみよう

ゴールに入ったかどうかだけでなく、合図を見た、行き先を選んだ、途中で考え直したという姿にも目を向けてみてください。

文部科学省の「幼児期運動指針」では、運動を調整する能力に、周囲の状況の判断や予測に基づく行動も含めて説明しています。また、一人ひとりの発達の実情に応じた遊びの経験が重視されています。

だからといって、幼児に難しい戦術を覚えさせる必要はありません。身近な遊びの中で、少し見る、少し選ぶ、動いて確かめる。それくらいから始められます。

ボールを使わず「見て選ぶ」を試すなら

別の遊びとして、エバニュー「ふっとまーかー ETE004」のような足形の目印も候補になります。赤・青それぞれ6枚のセットですが、最初は少ない枚数で十分です。

近い位置に2つの行き先を作り、子どもが選んだ目印のそばまでゆっくり歩いて止まります。慣れたら、大人が行き先を指さしてから動く番も試します。目印は通り道の横に置き、踏んで急停止する使い方にはしません。

速さを競わず、選ぶ時間を十分に取りましょう。足形の向きに足や膝を無理に合わせる必要もありません。床でずれる場合は使わず、大人が見守ります。床を傷めないテープの目印でも代用でき、ボール遊びと両方を買いそろえる必要はありません。

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※商品名に含まれる順位・ポイント・即納・送料などの表示は、購入時の条件を保証するものではありません。最新の条件と対象年齢・使用方法は販売ページや説明書で確認してください。

ふたつのゴール遊びに使うボールの候補

この記事の転がす遊びには、トーエイライト「ソフトフォームボール160(B-7065)」のようなスポンジボールも候補になります。空気の充填・調節が不要な製品です。まずは子どもが両手で扱えるか、使う床で無理なく転がるかを確かめましょう。

ボールを替えても、見る・選ぶ・動く課題を一度に難しくしません。最初はゴールをひとつ、近い距離から。慣れたら行き先をふたつに戻します。手持ちの柔らかいボールでも構いません。表面の破損を確認し、大人が見守り、一人ずつ転がして止まってから回収してください。

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練習とゲームの間に、ちょうどよい難しさを

家庭では滑りにくい床と柔らかいボールを使い、一人ずつ転がします。ボールが止まってから回収し、追いかけてぶつからないよう大人が見守ってください。小さな子が口に入れられる大きさのボールは避けます。

まずは数回、2〜3分ほど試すところから。これは始め方の例で、必要な練習量を示すものではありません。疲れたり嫌がったりしたら、短く終えて構いません。

練習ではできたことがゲームで出てこないときは、いきなり完成したゲームに戻す前に、人数、速さ、選択肢を減らしてみる。学校や教室では、担当の先生に困っている場面を共有してみましょう。

ATHBASEスポーツ教室がお伝えしたいのは、「できる・できない」の間にも、取り組みやすい段階を作れるということです。その子が何を見て、どこで迷っているかを確かめながら、次の挑戦を一緒に考えていきましょう。

十勝・帯広で子どもの運動や身体づくりについて知りたい方は、ATHBASEスポーツ教室のホームページもご覧ください。

参考資料

文部科学省「幼児期運動指針」(2012年)。指針の対象は3〜6歳の未就学児です。本文の遊び方や声かけは実践提案であり、特定の競技成績への効果が検証されたプログラムではありません。

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