【十勝・帯広】跳び箱が苦手な子へ|「もう一回」の前に見直したい動きの経験と関わり方

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跳び箱の前で止まってしまう。何度やっても、上に座ってしまう。

そんなとき、「もう一回やってみよう」と励ましたくなるかもしれません。でも、本人も頑張りたいのにうまくいかないなら、同じ挑戦を続ける前に、課題の大きさを見直してみましょう。

跳び箱を越えることだけを見ていると、その手前にある小さな難しさを見落とすことがあります。

今回は十勝・帯広のATHBASEスポーツ教室から、幼児〜小学校低学年のお子さんを見守る保護者の方へ、動きの経験と声かけのヒントをお届けします。

最初に聞きたいのは「どこが難しい?」

跳び箱が跳べない、という結果が同じでも、困っていることは一人ひとり違います。

  • 近づくまでは平気だけれど、箱の前で怖くなる。
  • どこに手をつくのか、よくわからない。
  • 踏み切ることと、手をつくことがうまくつながらない。
  • 越えたあとの着地が心配。
  • 何度も失敗して、今はやりたくない。

「足をもっと開いて」と伝える前に、本人が何に困っているかを確かめます。説明が難しい子には、「高いのが怖い?」「どこに手を置くか迷う?」と短く聞いたり、指さしで教えてもらったりしてもよいでしょう。

ここで大切なのは、子どもを分析して弱点を決めつけることではありません。次の一回を、今より取り組みやすくするための手がかりを探すことです。

ひとつの技の中に、いくつもの動きがある

跳び箱には、近づく、踏み切る、手で身体を支える、身体を移動させる、着地するといった要素があります。それらを続けて行うため、どこかで戸惑うと全体が止まることがあります。

完成した技を繰り返すだけでなく、もっと簡単な場面で動きを試すという選択肢があります。たとえば、床で両手をついて身体を支えてみる。低いジャンプから着地してみる。動きを見て、できそうな部分だけまねしてみる。

ただし、こうした遊びができれば必ず跳び箱も跳べる、というものではありません。実際の器具に慣れることや、指導者による安全な段階づけも必要です。手をつく遊びで様子を見ることはできても、それだけで跳べない原因を特定することはできません。

家では「跳び箱の代用品」を作らなくてもいい

ソファや椅子、積み重ねたクッションを跳び箱に見立てると、ずれたり倒れたりするおそれがあります。家庭では器具を跳び越える練習をせず、床の上で無理なくできる遊びから始めましょう。

以下は動きを楽しむための提案です。跳び箱の合格に必要な課題ではありません。本人が選べるように、ひとつかふたつ用意するくらいで十分です。

床の動物さんぽ

滑らず、手や膝が痛くならない床面で、手と膝をついて数歩進みます。行き先は近い目印にして、「あそこまでお届け物」と遊びにしてみましょう。

まずはゆっくり、短い距離で。慣れていて本人がやりたければ、膝を少し浮かせて手足で支える姿勢を試す方法もあります。難しければ手と膝に戻り、肘や手首に痛みがあればやめます。速さ比べや長時間の我慢比べにはしません。

小さく跳んで、静かに到着

足元と周囲を片づけた場所で、その場で小さく跳んで着地します。「忍者みたいに静かに着地できるかな」と声をかけてもよいでしょう。

高く跳ぶことより、無理なく降りて次の姿勢を取れることを大切にします。跳ぶのが不安なら、背伸びをしてからかかとをゆっくり下ろす遊びに変えて構いません。これは同じ動作の練習ではなく、取り組みやすい別の遊びへの切り替えです。

子どもが先生の、まねっこ時間

しゃがむ、立つ、両手を床につく。その場で安全にできる動きを、子どもにひとつ選んでもらい、大人がまねします。

次は大人が見本を見せてもよいですが、いくつも続けて覚えさせる必要はありません。「見るだけ」「今日はここまで」も選べるようにします。逆立ちや首に体重をかける姿勢などは取り入れません。

「教える」と「やらせる」は、同じではない

子どもの遊びを大切にすることは、大人が何も伝えないという意味ではありません。

困っている子に短い見本を示したり、本人が知りたがっているコツをひとつ伝えたりすることは、挑戦の助けになる場合があります。安全のために止める、ルールを説明することも必要です。

一方で、毎回いくつもの修正を伝えると、何を意識すればよいのかわからなくなることがあります。「まだできないの?」「みんなできているよ」と比べる言葉も避けたいところです。

「一回見てみる?」「ここだけ一緒にやってみる?」「今日は別の遊びにする?」。本人の反応を見ながら、支え方を変えましょう。

教えたかどうかより、その子が受け取れる量とタイミングだったか。そこを確かめると、声かけの選択肢が広がります。

遊びの中の「できた」を、技の合否だけで測らない

昨日は見ているだけだった子が、今日は自分から手を床についた。いつも急いでいた子が、ゆっくり動いてみた。「もう一回」と自分で選んだ。

跳び箱を越えたかどうかとは別に、こうした変化にも目を向けてみてください。

文部科学省の「幼児期運動指針」では、さまざまな動きを経験することと、経験した動きが洗練されていくことの両方が示されています。また、一人ひとりの発達の実情に合わせることも重視されています。

「身体に回路ができる」という表現はイメージとして使われることがありますが、跳び箱が苦手だから特定の回路が足りない、と判断できるわけではありません。この記事では、子どもが実際に何を試し、どこで困っているかを見ることを大切にしています。

手を置く場所を示す、はんどまーかー

床の動物さんぽで「どこに手を置こうか」と迷うときは、エバニュー「はんどまーかー ETE003」のような手形の目印を使う方法があります。床の近い位置に置き、まずは手と膝をついた姿勢で、楽に届く目印にそっと手を置いてみます。

目印に身体を無理に合わせず、子どもの手幅や届く範囲に合わせて置き直してください。慣れたら目印を外して遊んでも構いません。これは床での遊びの補助であり、跳び箱が跳べることを保証する道具ではありません。

使う前に床上でずれないか、端がめくれていないかを大人が確認します。痛みがあれば中止し、滑る場所では使いません。大人が床を指さすだけでも代用できます。購入時はセット枚数と保管場所も確認しましょう。

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※商品名に含まれる順位・ポイント・即納・送料などの表示は、購入時の条件を保証するものではありません。最新の条件と対象年齢・使用方法は販売ページや説明書で確認してください。

床での軽い運動に使うマットの候補

床に座る、寝る姿勢で軽く身体を動かすための敷物を探すなら、鉄人倶楽部「ピラティス&ヨガマット IMC-53PK」が候補です。今回のリンクの商品は厚さ4mmです。

これは跳び箱や高い所からの着地を受け止める体操マットではありません。ジャンプの着地用に使わず、床の動物さんぽに使う場合も、マットが滑らず端がめくれないか、手や膝に痛みがないかを大人が確認してください。適切な床面がすでにあれば購入は不要です。痛みがあれば中止し、説明書の用途に沿って使います。

鉄人倶楽部 ピラティス&ヨガマット 4mm ピンク IMC-53PK

※商品名に含まれるクーポン・送料などの表示は購入時の条件を保証するものではありません。価格・在庫・対象年齢・使用方法は販売ページや説明書で確認してください。

跳び箱の購入を考えるなら、器具と環境を一緒に確認

適切な指導環境で使う器具を探している方へ、ジョイント式のソフト跳び箱6段セットも候補としてご紹介します。柔らかい素材や「家庭用」という表示だけで、安全な練習環境が整うわけではありません。この記事の家庭遊びに購入が必要という意味でもありません。

対象年齢・耐荷重・段の固定方法・設置面積を確認し、着地に適したマットと周囲の十分な空間を含め、担当の指導者に相談して選んでください。6段を積んだ高さから始めず、段階や補助方法は指導者のもとで決めます。4mmのヨガマットを着地用に代用せず、保護者が見よう見まねで身体を持ち上げる補助もしません。環境が用意できなければ本文の床遊びで十分です。

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跳び箱への再挑戦は、安全な環境で

家庭での遊びは、大人が見守り、一人ずつ行います。最初は数回、1〜2分ほど試して、本人の様子に合わせて終わりにして構いません。これは始め方の例で、効果のために必要な回数ではありません。

跳び箱そのものは、適切な器具やマット、十分な間隔を確保し、指導者のもとで取り組みましょう。高さを上げたり、勢いをつけさせたりして無理に越えさせることは避けます。保護者が見よう見まねで身体を持ち上げる補助もしないでください。

痛みがあるときは中止し、怖さが強い日は見学や別の活動を選びます。繰り返し困っている場合は、担当の先生や指導者に「どの場面で止まるか」を共有すると、次の段階を相談しやすくなります。

ATHBASEスポーツ教室がお伝えしたいのは、ひとつの技ができるまで同じ方法で押し続ける必要はない、ということです。動きを小さくする、遊びを変える、少し待つ。そうした選択肢を持ちながら、お子さんの「やってみたい」を支えていきましょう。

十勝・帯広で子どもの運動や身体づくりについて知りたい方は、ATHBASEスポーツ教室のホームページもご覧ください。

参考資料

文部科学省「幼児期運動指針」(2012年)。対象は3〜6歳の未就学児です。本文の家庭遊びや声かけは、指針の考え方を参考にした実践提案であり、跳び箱の習得効果が検証されたプログラムではありません。

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