【十勝・帯広】ボールを怖がる子へ|キャッチの練習を始める前に変えたい3つのこと

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ボールを投げると、顔をそむける。手を出すより先に、身体が後ろへ下がる。

そんなとき、「ちゃんと見て!」「逃げないで!」と声をかけたくなることはありませんか。

でも、最初に変えられるのは、子どもの頑張りだけではありません。ボールの種類、届け方、遊びのルール。大人が準備する条件にも、工夫できるところがあります。

今回は、幼児〜小学校低学年の保護者に向けて、ボールを怖がる子と遊ぶときのヒントを紹介します。目標は、いきなり上手にキャッチすることではなく、「これなら触ってみたい」と思える入り口を探すことです。

「取れない」と「怖い」を、一緒にしない

ボールに手が出ない様子だけでは、その理由は分かりません。速くて間に合わないのか、顔に当たりそうで怖いのか、どう手を出せばよいか分からないのか。いくつかの難しさが重なっていることも考えられます。

「何が怖い?」と聞いても、うまく説明できない子もいるでしょう。そんなときは、言葉で答えてもらうことにこだわらず、遊び方を変えたときの様子を見てみます。

転がすなら触れる。自分から投げるなら楽しめる。柔らかいボールなら持ってみたくなる。こうした違いは、次の遊びを考える手がかりです。

キャッチできるかだけを試す時間から、一緒に遊べる条件を探す時間へ。まずは、そこから始めてみませんか。

変えたいこと① ボールの硬さと持ちやすさ

大人が使いやすいボールが、その子にとっても扱いやすいとは限りません。

最初は、軽くて柔らかいボールを候補にしてみましょう。ただし、大きければよいわけでもありません。大きすぎると抱えにくく、小さすぎるとつかみにくいことがあります。

まずは投げずに、触る、持つ、床に置く、自分で少し転がす。「どっちのボールで遊ぶ?」と、本人が選べるようにしてもよいですね。

ボールの柔らかさだけで怖さがなくなるとは限りません。選んだ後も、本人の表情や「やってみたい」という気持ちを確かめながら進めます。

変えたいこと② 空中を飛ばす前に、床を転がす

相手から飛んでくるボールを取ることが難しければ、床の上をゆっくり転がす遊びに変えてみましょう。

親子で向かい合って座り、「いくよ」と声をかけてから、相手の正面へ転がします。最初は手だけで取らなくても、両手と身体で止められれば十分です。

距離は1メートル前後など、無理なく届くところから。これは目安なので、場所やボール、お子さんの様子に合わせて調整してください。至近距離から強く転がす必要はありません。

止めることが難しければ、大人が転がす役を続けず、子どもが大人へ転がす役にしてみます。「自分で動かして、相手に届ける」遊びも、ボールとの関わり方の一つです。

楽しめるようになったら、正面から少しだけ左右へ転がしたり、止めてから返すやり取りを続けたりします。一度に距離も速さも変えず、変える条件は一つにしましょう。

変えたいこと③ 「取れたら成功」以外のルール

キャッチだけを成功にすると、手に触れたことや、自分からボールに近づいたことを見落としがちです。

例えば、その日の目標を「転がってきたボールに両手で触る」にしてみます。あるいは「大人のところまで転がして届ける」「止まったボールを拾って戻す」でもかまいません。

競争にせず、「どこまで転がるかな?」「ここまで届けられるかな?」と、一緒に試す遊びにする方法もあります。

声をかけるときは、「怖くないでしょ」よりも、「ゆっくりなら触れたね」「自分から取りに行けたね」。大人が怖さを否定するより、実際にできた動きを言葉にしてみてください。

慣れてきたら、キャッチはどう始める?

本人が「投げてみて」と言うなど、空中のボールに挑戦したそうなときは、軽くて柔らかいボールを使い、ゆっくりした下手投げから試す方法があります。

受ける準備ができていることを確かめてから、顔を避け、胸からお腹の前で受けられるように投げます。最初は両腕と身体で抱えるように受けても大丈夫です。

顔を背けたり、後ずさりしたりするなら、そのまま投げ続けず、転がす遊びへ戻ります。「さっきできたから、もうできるはず」と進めなくてかまいません。

この流れは練習の一例であり、全員が同じ順番で取り組む必要はありません。今日キャッチに進めなくても、ボールで楽しくやり取りできたなら、その時間を大切にしましょう。

家庭で使う道具の候補:ソフトギムニク

家庭で使うボールの候補として、ソフトギムニクをご紹介します。販売ページでは、空気の入れ具合で大きさや弾力が変わるミニボールと説明されています。購入後はすぐに投げ合うのではなく、子どもが触ったり持ったりして、扱いやすさを確かめるところから。柔らかいボールでも怖さがなくなるとは限らないので、本人が選んだ遊び方を大切にしてください。

今回のリンク先は色が選べる3色セットです。この遊びはボール1個で始められるので、すでに持ちやすい柔らかいボールがあれば、それを使って構いません。購入する場合は、セット内容と必要な個数を確認してください。

使用前に説明書の対象年齢・用途・空気量を確認し、大人が見守って使います。空気栓などの小さな部品は子どもに扱わせず、口に入れないよう管理してください。今回の遊びでは、ボールの上に立ったり乗ったりせず、床で転がして使います。

ソフトギムニク【 色が選べる3色セット 】ミニボール ミニバランスボール ソフトジム オーバーボール 内転筋 内もも 太もも 姿勢 背中 足指 足裏 ストレッチ 筋トレ リハビリ 日本Gボール協会 SoftGymnic SoftGym OVER BALL 自宅トレーニング 魔女トレ

家庭で遊ぶときに、先に整えたいこと

周囲の家具や割れ物をよけ、道路や階段の近くでは遊ばないようにします。滑りにくい場所で、大人が見守ってください。硬いボールや重いボールは、今回の遊びには使いません。

まずは2〜3分程度の短い時間から。これは必要な練習量ではなく、始めるときの目安です。嫌がる、疲れる、痛がる様子があれば終わりにします。

不意打ちで投げる、顔を狙う、逃げる子を追いかけて当てるといった遊び方は避けましょう。「取れなかったら罰ゲーム」というルールも必要ありません。

なお、物が見えづらそうにするなど、普段の生活でも気になる様子がある場合は、練習だけで解決しようとせず、気になる点を専門家に相談してください。ボールが苦手ということだけで、視力や発達の問題を決めつける必要はありません。

ボールの前に、ゆっくり落ちるスカーフで遊ぶ

ボールに触れること自体が不安な日は、浮遊スカーフを使う方法もあります。トーエイライト「浮遊スカーフ60」は、約60cm四方の布が4色入った商品で、メーカーはゆったり落ちる動きを生かしたキャッチ遊びを紹介しています。

まずは大人が1枚を低い位置から落とし、子どもが手を伸ばして触るだけでも十分です。本人がやりたければ、自分で軽く投げ上げて受け止めます。布が怖ければ使わず、ボール遊びに進むことも急ぎません。

首や顔に巻かず、大人が見守って使います。落ちた布はその都度拾い、踏んで滑らないようにしてください。4枚全部を同時に使う必要はありません。

トーエイライト TOEILIGHT 学校機器設備用品 浮遊スカーフ60(4色1組) B2306

※商品名に含まれる順位・ポイント・即納・送料などの表示は、購入時の条件を保証するものではありません。最新の条件と対象年齢・使用方法は販売ページや説明書で確認してください。

ボール遊びも、身体づくりの一つの入り口

文部科学省の「幼児期運動指針」では、幼児が楽しく遊びながら多様な動きを経験することが重視され、用具を操作する動きとして「投げる」「捕る」「転がす」などが挙げられています。また、一人ひとりの発達の実情に留意することも示されています。

つまり、ボール遊びをキャッチの成否だけに絞る必要はありません。転がす、運ぶ、投げる、拾う。お子さんが楽しめる動きから、遊びを広げてみてください。

十勝・帯広のATHBASEスポーツ教室が大切にしたいのは、「苦手だから繰り返す」だけでなく、子どもが挑戦しやすい条件を考えることです。

今日、ボールを投げる前に一つだけ変えるなら、何を変えられそうでしょうか。

柔らかいボールにする。投げずに転がす。子どもが届ける役になる。「これならやってみたい」を、親子で探してみてください。

お子さんの運動経験を広げたい方は、ATHBASEスポーツ教室のホームページもご覧ください。


参考資料

文部科学省「幼児期運動指針」(2012年)

※同指針は3〜6歳の小学校就学前の子どもを対象としています。本記事では、多様な遊びと個人差を大切にする考え方を参考にしています。本文の距離・時間・遊び方は家庭で試すための提案であり、同指針が指定する練習手順や効果を保証するものではありません。

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