【母校・帯広三条高校での2日間】高校生に伝えたかった「走ること」と「仕事」、そして挑戦すること

先日、母校である帯広三条高校の探究活動に関わらせていただきました。

2日間。

一日目は、生徒の皆さんがATHBASEスポーツ教室へ。

二日目は、僕が帯広三条高校へ。

テーマはそれぞれ、

「走りのメカニズム」

そして、

「理学療法士の仕事とスポーツ現場」

でした。

講義を終えて改めて感じたことがあります。

僕が高校生たちに伝えたかったのは、単に「速く走る方法」でも、「理学療法士という職業の説明」でもなかったのかもしれません。

もっと根っこの部分。

自分の可能性を、自分で決めつけないでほしい。

そして、

興味を持ったことに、まず挑戦してみてほしい。

そんなことを伝えたかったんだと思います。

今日は少し、いつものブログとは違う形で、この2日間について書いてみます。


母校の高校生が、ATHBASEに来てくれた

一日目のテーマは、

「走りのメカニズム」

でした。

「足が速い」

一言で言えば簡単です。

でも実際のスポーツでは、「速さ」にもいろいろあります。

陸上競技のスタート。

サッカーで相手より一歩先にボールへ追いつく速さ。

野球の盗塁。

トップスピード。

一瞬の加速。

方向転換してからの一歩。

同じ「走る」でも、求められるものは違います。

そこで今回は、

加速とは何か。

最高速度とは何か。

地面から受ける力をどう使うのか。

接地時間はどう関係するのか。

どの方向へ力を加えるのか。

そんな「走る」という動作を、身体の仕組みや物理的な視点から一緒に考えていきました。

ただ話を聞くだけではありません。

実際に走る。

比べる。

身体を動かす。

そして、

「なぜ、こっちの方が速く走れるんだろう?」

と考える。

僕自身、運動指導で大切にしているのは、

「こうしてください」

と答えだけを教えることではありません。

知る。
考える。
やってみる。
違いを感じる。

高校生だからこそ、そんな時間にしたいと思っていました。


「走る」には、こんなにたくさんの学問が詰まっている

走ることは、誰でもできます。

だからこそ、あまり深く考えないかもしれません。

でも、本気で掘り下げていくと面白い。

身体の構造を考えれば、解剖学。

筋肉やエネルギーを考えれば、生理学。

力の方向を考えれば、物理学。

動きを考えれば、バイオメカニクス。

選手への伝え方を考えれば、コーチング。

そして、

「どうすればもっと速くなる?」

という一つの疑問から、いろいろな世界につながっていきます。

これって、スポーツだけの話ではないと思うんです。

「なんで?」と思うこと。

そこから調べる。

考える。

やってみる。

また疑問が生まれる。

その繰り返しが「学ぶ」ということなのかもしれません。

高校生の皆さんにとって今回の時間が、

「走るって意外と面白いな」

「身体って面白いな」

そんな小さな興味につながってくれていたら嬉しいです。


そして二日目。今度は僕が母校へ

翌日は、僕自身が帯広三条高校へ伺いました。

テーマは、

「理学療法士の仕事」

について。

僕自身、理学療法士として仕事をしてきました。

でも、今の僕の仕事を一言で説明するのは、意外と難しいです。

病院で働いた経験があります。

スポーツに関わってきました。

子どもたちに運動を教えています。

ATHBASEスポーツ教室を運営しています。

ATHBASE整体院も運営しています。

学校や保育園などで、子どもの身体や運動についてお話しする機会も増えてきました。

高校生だった頃の自分が、

今の自分を想像できていたか。

たぶん、できていません。


理学療法士=病院だけではない

僕が高校生だった頃、

「理学療法士」と聞いても、今ほど具体的な仕事のイメージは持っていませんでした。

一般的には、

ケガをした人のリハビリ。

病院で歩く練習をする。

そんなイメージが強いかもしれません。

もちろん、それも理学療法士の大切な仕事です。

でも、身体を見る専門性が活かされる場所は、それだけではありません。

スポーツ選手の競技復帰。

ケガをした後の身体づくり。

子どもの発達や運動。

学校での身体づくり。

地域の健康づくり。

スポーツ現場では、理学療法士だけではなく、

アスレティックトレーナー。

S&Cコーチ。

スポーツ指導者。

医師。

さまざまな専門家が選手を支えています。

「こんな仕事もあるんだ」

ということを知るだけでも、高校生の将来の選択肢は少し広がるかもしれません。


高校生のときに、将来が決まっていなくてもいい

今回、高校生の皆さんを前にして、僕自身も改めて自分の高校時代を思い返しました。

高校生の段階で、

「自分は絶対にこの仕事をする」

「将来はこうなる」

と明確に決まっている人は、そんなに多くないと思います。

それでいいと思っています。

大切なのは、

今の自分が知っている世界だけで、未来を決めないこと。

世の中には、自分がまだ知らない仕事があります。

まだ会ったことのない人がいます。

まだ経験したことのないことがあります。

そして、

今の自分には想像できない未来があります。

だからこそ、いろいろな人の話を聞いてほしい。

興味を持った場所へ行ってみてほしい。

やってみたいことがあれば挑戦してみてほしい。

違ったら、また考えればいい。

僕自身も、そうやって今があります。


「挑戦できる人を増やしたい」

ATHBASEには、大切にしている考えがあります。

「挑戦できる人を増やす」

ということです。

これは、スポーツが上手な子を増やしたいという意味だけではありません。

子どもが、

「やってみたい」

と思えること。

できなかったことに、

「もう一回」

と挑戦できること。

そして、

「できた!」

という経験を積み重ねること。

そういう経験は、スポーツの中だけで終わるものではないと思っています。

高校生になったとき。

大学へ進むとき。

仕事を選ぶとき。

社会に出たとき。

何か新しいことを始めるとき。

きっとどこかで、

「やってみよう」

と思える力につながっていく。

だから僕は、子どもたちに運動を教えているけれど、

本当に育てたいのは、

運動能力だけではない

と思っています。


母校で話すということ

今回、帯広三条高校で話をさせていただいたことは、僕自身にとっても特別な時間でした。

自分が高校生として過ごした場所に、

今度は「伝える側」として戻ってくる。

不思議な感覚でした。

当時の僕は、もちろんATHBASEを知りません。

そもそも存在していませんから(笑)。

将来自分で運動教室をつくることも、

整体院を運営することも、

子どもたちに運動を教えることも、

高校で講義をすることも、

想像していませんでした。

でも、振り返れば、

一つひとつの経験がつながって今があります。

だから高校生の皆さんにも、

今やっていることが、どこで未来につながるかは分からない。

と伝えたい。

すぐに答えが出なくてもいい。

今は意味が分からなくてもいい。

でも、

興味を持つ。

人に会う。

経験する。

挑戦する。

その一つひとつは、決して無駄ではないと思います。


ATHBASEを、教室の中だけで終わらせたくない

今回の経験を通して、僕自身の中でも改めて強くなった思いがあります。

ATHBASEが関われるのは、

教室に通ってくれている子どもたちだけではない。

ということです。

学校。

幼稚園。

保育園。

スポーツ少年団。

部活動。

地域の企業。

行政。

いろいろな場所とつながれば、もっと多くの子どもたちに身体を動かす楽しさや、身体について知る機会を届けられるかもしれない。

そして今回のように、

高校生に自分の仕事や経験を伝えることも、

地域の子どもたちの未来に関わる一つの方法だと思っています。

僕一人でできることには限界があります。

ATHBASEだけでできることにも限界があります。

だからこそ、

地域と一緒にやりたい。


十勝・帯広の子どもたちの未来に、もっと関わりたい

僕は十勝・帯広でATHBASEをやっています。

だから、

この地域の子どもたちに、

もっといろいろな経験をしてほしい。

もっといろいろな大人に出会ってほしい。

もっと身体を動かしてほしい。

そして、

もっと挑戦してほしい。

スポーツが得意じゃなくてもいい。

最初からできなくてもいい。

将来の夢が決まっていなくてもいい。

大切なのは、

「やってみようかな」

と思ったときに、一歩踏み出せること。

ATHBASEが、その一歩を踏み出すきっかけの一つになれたら。

僕にとって、それ以上に嬉しいことはありません。


最後に

今回、このような機会をいただいた帯広三条高校の先生方、そして一緒に学んでくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。

教えるために行ったはずなのに、

振り返ってみると、

僕自身が改めて「なぜATHBASEをやっているのか」を考えさせてもらった2日間でした。

人が持つ可能性を信じること。

子どもたちの「できた!」を増やすこと。

そして、

挑戦できる人を増やすこと。

これからもATHBASEは、教室の中だけにとどまらず、学校や地域の皆さんと一緒に、十勝・帯広の子どもたちの成長に関われる活動を増やしていきたいと思います。

未来は、今の自分にはまだ見えない。

だからこそ面白い。

まずは、やってみる。

その一歩から。

ATHBASEスポーツ教室
〜「挑戦」と「成長」を育む運動教室〜

ATHBASEスポーツ教室 公式サイト

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