幼少期に必ず経験しておきたい「5つの感覚」~運動神経の土台~

こんにちは。北海道帯広市を拠点に活動するATHBASE(アスベース)スポーツ教室・整体院代表の河江将司(かわえ まさし)です。

「うちの子、運動神経が良くなってほしいけれど、何をさせたらいいの?」

「まだ習い事をさせるには早い気がするけれど、家でできることはある?」

そんな疑問をお持ちの保護者の皆様。実は、将来のスポーツの得意・不得意を左右する「神経系」の発達は、6歳までに成人の約90%が完了してしまうと言われています。(あくまでも”量”の話ですので、6歳以降でも悲観しないでくださいね!!)

今回は、本格的なスポーツや体操を始める前の「土台作り」として、幼少期に経験したい「5つの運動感覚」について解説します。

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1.なぜ「6歳まで」が重要なのか?(スキャモンの発達曲線)

私たちが専門的な指導を行う際、常に指標としているのが「スキャモンの発達曲線」です。

このグラフを見ると、人間の身体機能の中で「神経系(脳や神経、感覚器)」は、乳幼児期に最も急激な発達を遂げることがわかります。つまり、この時期にどれだけ脳に「多様な刺激」を与え、身体の操り方を学習させるかが、一生モノの運動神経のベースになるのです。

具体的には、3歳以降の本格的な鉄棒や跳び箱をスムーズに行うために、以下の5つの感覚を「遊び」の中で経験させてあげましょう。

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2.幼少期に養うべき「5つの運動感覚」

1. 平衡感覚(へいこうかんかく)

全ての運動において最も基礎となる要素です。 平均台などの不安定な場所でバランスを取るだけでなく、鉄棒や跳び箱、さらには日常の生活で「転びにくくなる」ために不可欠です。0歳児の頃から、揺らしたり体勢を変えたりして、前庭感覚(耳のセンサー)を刺激することが大切です。

2. 逆さ感覚(さかさかんかく)

鉄棒の前回り降りやマット運動など、体が逆さまになる際になくてはならない感覚です。 この感覚が未発達だと、逆さまになることを極端に怖がったり、自分の体勢がわからずに手を離して怪我をしたりするリスクが高まります。

3. 高さ感覚(たかさかんかく)

ジャングルジムや鉄棒、組体操などで必要となる、高い場所に対する感覚です。 幼少期に高い場所での経験が不足していると、5歳頃の組体操で上に立てなかったり、鉄棒の降下動作ができなくなったりします。実は、できない子の多くは「高い高い」を怖がる傾向にあることがわかっています。

4. 回転感覚(かいてんかんかく)

鉄棒やマット運動で、クルンと回る動作に必要となる感覚です。 横向きに転がる「手持ちコロコロ」などの遊びを通じて、三半規管を刺激し、回転に対する脳の適応を促しておくことが、将来の前転や後転につながります。

5. 腕支持感覚(うでしじかんかく)

跳び箱や鉄棒で必要となる、自分の体重を腕で支える感覚です。 「自分の体重が腕に乗る」経験をしっかり積んでいないと、跳び箱を上手に跳び越す筋力やタイミングが身につきません。

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まとめ:技術よりも「多様な経験」を

0歳から6歳までの子どもに必要なのは、特定のスポーツの練習ではなく、「遊び」を通じた多様な感覚体験です。

「高い高い」で笑い合い、お布団の上で転がり、公園の遊具でバランスを取る。そんな何気ない「遊び」の一つひとつが、実は子どもの脳を刺激し、最高に贅沢なトレーニングになっています。

十勝・帯広の豊かな自然環境は、これらの感覚を養うための最高のフィールドです。まずは親子で思い切り体を動かすことを楽しんでいきましょう!

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ATHBASEスポーツ教室 代表 河江 将司 (理学療法士 / 認定スクールトレーナー)

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