大谷選手も実践した?「マルチスポーツ」が子どもの才能を爆発させる理由

こんにちは。北海道帯広市を拠点に活動するATHBASE(アスベース)スポーツ教室・整体院代表の河江将司(かわえ まさし)です。

6月に入り、十勝の緑も一段と濃くなってきましたね。少年団の大会も増え、サッカーや野球など、外競技の子どもたちが最も熱く活動するシーズンがやってきました。

一生懸命に白球を追い、ゴールを目指す姿は素晴らしいものです。しかし、理学療法士として現場を見ている私は、ある一つの懸念を感じています。それは、「一年中、その競技『だけ』をやり続けていないか?」ということです。

実は、ヨーロッパやアメリカのトップアスリートの多くは、幼少期に一つの競技に絞らず、季節ごとに全く別のスポーツを楽しむ

「マルチスポーツ(シーズン制スポーツ)」を経験しています。

なぜ、世界のエリートたちはあえて「遠回り」に見える道を選ぶのか?今回はその驚きのメリットについてお話しします。

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1. 世界のトップは「一つの競技」に縛られない

例えば、野球の大谷翔平選手が少年時代にバドミントンや水泳を並行していたことは有名な話です。また、海外では「夏はサッカー、冬はアイスホッケーやスキー」といったように、シーズンによって取り組む競技をガラリと変える文化が根付いています。

これに対し、日本では「一つの道を極めるのが美徳」という価値観が強く、早くから特定の競技に特化させる「早期専門化」が一般的です。しかし、実はこの「年中同じ競技」の詰め込みが、子どもの伸び代を奪い、怪我のリスクを高めている可能性があるのです。

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2. なぜマルチスポーツが「運動神経」を良くするのか

理学療法士の視点から見ると、マルチスポーツには3つの大きな科学的メリットがあります。

① 「動きの引き出し」が圧倒的に増える

運動神経の正体である「コーディネーション能力」は、多様な刺激を与えることで発達します。 サッカーだけをしている子よりも、別の季節に別のスポーツで異なるバランス感覚や腕の使い方を学ぶ子の方が、結果として脳と筋肉を結ぶ神経回路が太くなります。これが将来、専門競技に戻った時のパフォーマンスを支える「トレーニングリザーブ(貯金)」になるのです。

② 怪我(オーバーユース)を防ぐ

一年中同じ動作を繰り返すと、特定の関節や筋肉に負担が集中し、剥離骨折や成長痛といった「オーバーユース(使いすぎ)」を引き起こします。 別のスポーツをすることは、特定の部位を休ませつつ、別の筋肉を鍛える「積極的休養」になります。提言によれば、週16時間以上の過度な練習・試合は、怪我のリスクを急増させると警告されています。

③ 「燃え尽き」を防ぎ、スポーツを一生好きでいられる

同じ練習を12ヶ月、何年も続けることは、子どもにとって精神的な大きな負担です。 季節によって環境や仲間、指導者が変わることで、脳がリフレッシュされます。これが「もっと上手くなりたい!」という内発的な動機づけを維持し、中学・高校での「バーンアウト(燃え尽き症候群)」を防ぐ鍵となります。

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3. 十勝・帯広こそ「マルチスポーツ」の聖地

ここ十勝の環境は子どもたちの運動能力を育てる上で「世界最高クラス」だと考えています。

これからの夏は広いグラウンドで思い切り走り回り、やがて来る冬にはスケートやスキーで体幹とバランスを鍛える。この「地域全体を遊び場にするマルチスポーツ」こそが、一生モノの運動神経を作る最強のトレーニングです。

もし今、「もっと練習量を増やして専門技術を磨かなきゃ……」と焦っているなら、一度立ち止まってみてください。多様な遊びや運動を経験することが、パフォーマンスに直結します。

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まとめ:指導者・保護者の「心の余裕」が才能を育てる

「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがありますが、ジュニア期のスポーツにおいては、「二兎を追うからこそ、三兎も四兎も得られる」のが真実です。

ATHBASEスポーツ教室では、子どもたちが特定の競技の枠を超えて、多様な動きを楽しめる環境をサポートしたいと考えています。

この夏、あえて専門競技から少し離れて、家族で違うスポーツや外遊びを楽しんでみませんか?その「遊び」が、お子さんの将来の可能性を大きく広げるはずです。

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ATHBASEスポーツ教室 代表 河江 将司 (理学療法士 / 認定スクールトレーナー)

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